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Photoshopのカメラアプリ「Photoshop Camera」は自作イラストをレンズフィルターとして利用可能、詳細はこんな感じ


すべての「つくる人」に力を、ということで、Adobeが新たにPhotoshopの効果をリアルタイムで体験できるカメラアプリ「Photoshop Camera」を現地時間の2019年11月4日付で発表しました。Adobeの人工知能である「Adobe Sensei」はカメラが何を撮影しているかを瞬時に認識してレコメンデーションを提示し画像処理をその場で提供。さらに、ダイナミックレンジや色調など被写体の特徴も理解して画像調整を自動的に提供するとのこと。

Photoshopに大きな力を与えているのは、AdobeのAI「Adobe Sensei」のイメージング。この力をスマートフォンのカメラ機能で実感できるようになりました。


これがPhotoshop Camera


スマーフォン画面の右下に表示されている「Psc」と書かれたアプリがPhotoshop Camera。


例えば以下の写真を加工していきます。


画面下にレンズの変更ボタン。アプリが風景であることを認識して「風景用のレンズを見るにはここをタップしてね」とのこと。


上に加工ボタンがあります。


加工ボタンを押すとスライダー・レイヤー・マスク・ヒーリングといったツールが現れます。


さまざまな種類のレンズは画面下に現れます。


レンズを適用するとこんな感じ。


さらに人物の写真だと、別のレンズが推奨されます。Adobe Senseiの人工知能は、いま何を撮影しているか(人物、風景、自撮り、フード写真など)を瞬時に認識してレコメンデーションを提示します。


人物と背景を認識し、背景を消した状態でレンズを適用しています。


また、文字も大きさや向きを変えることが可能。


風景は時間帯を変更することが可能。元の写真は日中ですが……


夜空


月夜


背景の月をピンチイン・ピンチアウトで大きさの変更ができます。


全く違うコミック風


さらに、Photoshopで作ったファイルを取り込んでレンズとして使うことができます。


これがレンズとして使っていくPhotoshopファイル。月に「MAX」と書き込まれています。


このファイルをレンズとしてPhotoshop Cameraで開きます。


最初のビルの写真にレンズとして適用するとこんな感じになります。ただただ背景が変わるだけでなく「月」が「光源」として認識され、画像全体のニュアンスが変化しているのがわかります。これはアプリが被写体の特徴(ダイナミックレンジ、色調、シーンの種類、顔の範囲など)を理解しているため。


アーティストのビリー・アイリッシュ氏の楽曲やミュージックビデオからインスピレーションを得た限定版レンズといった、Adobe限定レンズも登場するとのこと。

なお、Photoshop Cameraは記事作成時点でベータ版で、以下のページから登録を行うことでベータ版プログラムに参加することができます。

Photoshop Camera
http://photoshopcamera.com/

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in 取材,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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