Facebookが現実世界を3Dマップ化する「LiveMaps」と3Dマップの情報をARで現実世界に重ねる「ARグラス」を発表
Facebookは2019年9月25日にOculus関連の新情報発表会「Oculus Connect 6」を開催し、店舗情報などを3D空間上に表示するための大規模システム「LiveMaps」と、LiveMapsを活用して現実空間上に飲食店や映画の評価、動植物の名前や詳細などを拡張現実(AR)として表示する「ARグラス(メガネ)」を発表しました。
Oculus Connect 6: Introducing Hand Tracking on Oculus Quest, Facebook Horizon, and More | Oculus
https://www.oculus.com/blog/oculus-connect-6-introducing-hand-tracking-on-oculus-quest-facebook-horizon-and-more/
Inside Facebook Reality Labs: Research updates and the future of social connection
https://tech.fb.com/inside-facebook-reality-labs-research-updates-and-the-future-of-social-connection/
Facebook Reality Labs: LiveMaps | Oculus Connect 6 - YouTube
「LiveMapsは現実と仮想世界の架け橋となる技術で、人々をより緊密に結びつけてくれるものです」
LiveMapsは、マシンパーセプション(機械認知)を活用して、現実世界に「現在位置」「外観」「本質的な機能」などの複数の情報を重ね合わせる新技術。LiveMapsはスマートフォンやスマートグラスに対応して周囲の情報を収集し、既存のデータから変化した情報があれば自動的に修正します。
開発中のARグラスはリアルタイムで周囲の地形情報などを構築していくというよりも、LiveMapsの情報を活用する予定とのこと。LiveMapsを活用することによって、ARグラス本体の演算性能を削減可能。
ARグラスを装着すれば、映画を観に行ったときに上映されている映画のジャンル・評価・上映時刻・レーティングなどの情報を現実空間に重ねるように表示できます。
竹林で鳥を見つけたときも、その鳥が「タンチョウ」であることや、タンチョウの平均寿命・平均体高・平均体重などが自動的に表示されます。
あらゆる空間上に情報を表示できるので、慌ただしい朝にリマインダーを表示すれば……
忘れ物の心配も不要に。
さらに、遠く離れた地でパーティーが行われていても、AR空間でパーティーに参加して祝えるというイメージも公開されていました。
FacebookはARグラスの開発状況を公開して、プライバシーに配慮することを念頭に置いて開発を継続する予定だと記しています。
Facebookはサングラスブランド「レイバン」と世界最大のメガネメーカー「ルックスオッティカ」ともARスマートグラスを開発中だと発表しており、ARグラスの開発に注力しています。
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by chris elward
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in Posted by darkhorse_log
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