2020年11月13日 16時30分レビュー

初代マリオやゲーム＆ウオッチの「ボール」が遊べる「ゲーム＆ウオッチスーパーマリオブラザーズ」を実際にプレイしてみた

2020年11月13日にマリオ35周年を記念して登場した携帯ゲーム機「ゲーム＆ウオッチスーパーマリオブラザーズ」では、ファミリーコンピュータ版「スーパーマリオブラザーズ」「スーパーマリオブラザーズ2」に加えて、任天堂初の携帯ゲーム機であるゲーム＆ウオッチの「ボール」がプレイ可能。気になる再現性などはどうなっているのか、実際で遊んで確かめてみました。

ゲーム&ウオッチスーパーマリオブラザーズ｜任天堂
https://www.nintendo.co.jp/hardware/gamewatch/index.html

「ゲーム＆ウオッチスーパーマリオブラザーズ」でゲームをプレイするには、「GAME」ボタンを押します。

すると、ディスプレイに「スーパーマリオブラザーズ」「スーパーマリオブラザーズ2」「ボール」のロゴが表示されました。十字キーの上下でプレイしたいゲームにカーソルを合わせて、Aボタンで選択するとゲームスタート。

35年前にファミリーコンピュータ向けに発売された「スーパーマリオブラザーズ」のタイトル画面はこんな感じ。ブラウン管のテレビでプレイしたファミリーコンピュータ版に比べ、画質が格段に向上しているところに技術の進化が感じられます。

実際に初代スーパーマリオブラザーズをプレイしている様子が以下。ファミリーコンピュータ版マリオ独特の左右切り返し時の慣性やジャンプ時の挙動などがバッチリ再現されています。ファミリーコンピュータ版のマリオはブラウン管でプレイしていたため、映像がギザギザしていた印象がありますが、「ゲーム＆ウオッチスーパーマリオブラザーズ」は高画質＆滑らかな挙動。ボタン押し込み時のラグも感じられません。

「ゲーム＆ウオッチスーパーマリオブラザーズ」で初代スーパーマリオブラザーズをプレイしてみた - YouTube

ディスクシステムでリリースされ、マリオシリーズの中でも特に難度が高いといわれるスーパーマリオブラザーズ2をプレイするとこんな感じ。こちらもファミリーコンピュータ時代の操作感を思い起こさせる出来栄えです。

「ゲーム＆ウオッチスーパーマリオブラザーズ」でスーパーマリオブラザーズ2をプレイする様子 - YouTube

一方で、画面部分が小さいのでディスプレイ部分は見づらく、どうしても画面と目の距離が近くなる印象。さらにボタンを押し込むために手を大きく動かすとディスプレイが連動して揺れるので、ブラウン管テレビでプレイできたファミリーコンピュータ版とは異なるプレイ感。手が大きい人の場合は「プレイしづらい」という意見も出ていました。

なお、「ゲーム＆ウオッチスーパーマリオブラザーズ」のスーパーマリオブラザーズ1＆2では、タイトル画面でAボタンを長押しすると残機が無限になるという公式チートも使用可能です。

「ゲーム＆ウオッチスーパーマリオブラザーズ」ではゲーム＆ウォッチの「ボール」もプレイ可能。ボールはGAME AとGAME Bという難易度が異なる2つのモードがあります。今回はGAME Aを選択して、Aボタンでゲームスタート。

ゲーム＆ウォッチの「ボール」は、いわゆる「お手玉」を長く続けるというゲームです。中央にいる人の手を操作して、空中を飛び交うボールを受けて投げ返すことを繰り返すというシンプルなシステム。なお、元祖ゲーム＆ウオッチではプレイヤーがMr.ゲーム＆ウォッチでしたが、この「ゲーム＆ウオッチスーパーマリオブラザーズ」ではマリオになっています。

十字キーの左右、またはABボタンを押すとマリオが腕を左右に曲げ伸ばしします。

マリオの頭上には玉が弧を描くように移動しており……

手の高さまで来たときに、ボールの下側に手を動かします。

するとボールが自動で投げ返されて、スコアが加算されます。1度でもボールを地面に落とすとゲームオーバーな上、スコアが高くなるとボールの落下速度が上昇するので集中を切らすことができません。

ときには2つの玉がほぼ同時に落下してくることも。どちらの玉が先に落ちてくるのかを見抜いて、素早く操作して早く落ちてくる順に受け止める必要があります。

実際にプレイする様子が以下。プレイしているうちに無心になって、集中が高まるのを感じます。ボールの速度が高くなると緊張感がみなぎって、ボールを取り落とすと「なんで間に合わなかった……！」とかなり悔しい思いがにじみます。

「ゲーム＆ウオッチスーパーマリオブラザーズ」の「ボール」のGAME Aモードをプレイしている様子 - YouTube