歴代マリオ＆新作オデッセイのゲームオーバーの瞬間をまとめるとこんな感じ

任天堂を代表する人気キャラクター「マリオ」はマリオカートシリーズや大乱闘スマッシュブラザーズシリーズなど、さまざまな作品に登場していますが、特に世界的に人気なのはスーパーマリオシリーズで、全世界での累計売上本数は5億本を超えています。長年続いているシリーズだけあって、演出や効果音は細かく変化してきており、YouTubeで公開されているゲームオーバーの瞬間だけを集めたムービーを見ると、ゲームオーバーだけでも変遷があることがわかります。

EVOLUTION OF MARIO DEATHS & GAME OVER SCREENS + Super Mario Odyssey (1983-2017 - NES to Switch) - YouTube


初めて「マリオ」の名前がゲームタイトルに入ったのが、1983年に登場した「マリオブラザーズ」。アーケードゲーム版とゲーム＆ウオッチ版が発売されました。

マリオがノコノコにぶつかると……

体が正面を向き、少しだけ飛び上がってから下に落下していく、というスタイル。

その後、画面上にシンプルに「GAME OVER」の文字。

続いて、1985年にファミリーコンピュータ向けに登場した「スーパーマリオブラザーズ」。

クリボーに当たると……

1度空高く舞い上がってから落下します。

そして「GAME OVER」

1986年にファミリーコンピュータディスクシステム用に登場した「スーパーマリオブラザーズ2」

やられかたはこれまで同様、両手を上げて1度上昇してから落下、というオーソドックスなスタイルなのですが……

ここで初めてゲームオーバー画面にコンティニューとリトライが追加されています。

これはスーパーマリオブラザーズ2のアメリカ版として1988年に北米で発売された「スーパーマリオUSA」。しかし、実際は1987年に日本で発売された「夢工場ドキドキパニック」のキャラクターをマリオシリーズのものに差し替えたものだそうです。

マリオがやられる瞬間、帽子が浮き上がっており表現の幅が広がっているのがわかります。

ゲームオーバー画面は至ってシンプル。

続いて1988年に発売されたファミリーコンピュータ向けの「スーパーマリオブラザーズ3」。

やられ方としてはオーソドックスなスタイルのまま。

しかし、ゲームオーバー画面がかなり進化しているのがわかります。

次は、1989年に登場したゲームボーイ向けソフトの「スーパーマリオランド」。本作で初めてデイジーが登場します。

画面もやられ方も……

ゲームオーバー画面もすべてシンプル。

1990年に登場したスーパーファミコン向けの「スーパーマリオワールド」は、これまでのシリーズからグラフィックが大幅に進化しているのがよく分かります。

しかし、やられ方もゲームオーバー画面も大きな変化はありません。

1992年にゲームボーイ用ソフトとして発売された「スーパーマリオランド2 6つの金貨」は、ゲームボーイ向けとしては1作目となるスーパーマリオランドからかなりグラフィックが向上。

やられ方もかなりダイナミック。というか、これまでのマリオよりもかなり太ましく感じます。

ゲームオーバー画面は専用グラフィック付きでかなりリッチ。

ここまでマリオブラザーズを除いてスーパーマリオシリーズが続いていたのですが、変化球として「スーパーマリオ ヨッシーアイランド」が登場。1995年にスーパーファミコン向けに登場したゲームで、主人公はマリオではなくヨッシー。

普段はヨッシーが背中にべビィマリオを乗せて冒険するのですが、ダメージを受けるとべビィマリオがシャボン玉に包まれてフワフワ宙を舞い、時間以内にこれを割らないとコカメックに連れ去られてしまいます。

コカメックにベビィマリオを連れ去られてしまうと、リアルなタッチのコカメック＆ベビィマリオが映し出されて……

ゲームオーバー

そして遂にシリーズ初の3Dマリオとなる「スーパーマリオ64」が登場。発売は1996年で、NINTENDO64のローンチタイトルでもあります。

スーパーマリオ64では1度敵に触れただけでは倒れない強靱なマリオに進化していたのですが、それでもパワーがゼロになるとバタンキュー。

そしてクッパのシルエットが浮かび上がる演出。この演出は以降のスーパーマリオシリーズでも頻繁に登場するようになります。

さらに、マリオの顔面がデカデカと表示されて自由に引っ張れる、という他にはない仕様。

続くニンテンドーゲームキューブ専用ゲームの「スーパーマリオサンシャイン」は2002年に登場。「ポンプで水を噴射する」というこれまでにないアクションが可能です。

スーパーマリオサンシャインではマリオがダメージをくらった瞬間に画面に「TOO BAD！(日本版では『MISS！』)」が飛び出し……

マリオのやられっぷりをアップで映して……

画面に「GAME OVER」の文字が浮かび上がります。

次は2004年にニンテンドーDS用ゲームとして登場した「スーパーマリオ64DS」。名前の通りスーパーマリオ64の移植版です。

こちらはマリオが倒れると……

スーパーマリオ64と同じようにクッパのシルエットが浮かび上がって……

ゲームオーバー。ニンテンドーDS用ゲームとして移植されたからか、下の画面に「CONTINUE」と「QUIT」が表示されています。

2006年に登場したニンテンドーDS用ゲームの「New スーパーマリオブラザーズ」は、久々の2Dマリオ作品。

マリオのやられ方はこれまで通り1度空に舞い上がってから落ちていくというものなのですが、マリオは上昇しながらクルクル回転して……

頭から落下するというリッチな(？)死に様です。

そしてクッパのシルエットが浮かび上がって……

ゲームオーバー

2006年にニンテンドーDS用ゲームとして登場した「ヨッシーアイランドDS」は、スーパーマリオ ヨッシーアイランドの続編。

今回もベビィマリオがコカメックにさらわれるとゲームオーバーなわけですが……

かなり空高くまで連れ去られてしまいます。

そしてゲームオーバー画面はこんな感じ。

Wii専用ゲームとして2007年に登場した「スーパーマリオギャラクシー」は3Dマリオの3作目で、3Dマリオシリーズとしては歴代最高の販売本数を記録しているとのこと。

マリオが倒れると……

アップになって……

「GAME OVER」の文字が浮かび上がります。

Wii用のゲームとして2009年に登場した「New スーパーマリオブラザーズ Wii」は、複数人でプレイできる2Dマリオ。

やられ方はNew スーパーマリオブラザーズと似ており……

クッパのシルエットが浮かび上がり……

ゲームオーバー

New スーパーマリオブラザーズ Wiiの場合はコンティニューした回数が数えられるという仕様。

スーパーマリオギャラクシーの続編となる「スーパーマリオギャラクシー2」は2010年にWii用ゲームとして登場。

マリオがやられるとアップになって……

ゲームオーバー

2011年にニンテンドー3DS用ゲームとして登場した「スーパーマリオ 3Dランド」。

マリオが敵と接触するとど派手なエフェクトが発生し……

マリオがピヨピヨ状態になりながら……

頭から落下。

そしてゲームオーバー。

続く「New スーパーマリオブラザーズ 2」は2012年にニンテンドー3DS向けゲームとして登場。

こちらも敵に触れると……

天高く舞い上がり……

頭から落下していくスタイル。

ゲームオーバー画面もシンプル。

Wii U用ゲームとして2012年に登場した「New スーパーマリオブラザーズ U」は、マリオシリーズ初のHD画質対応ゲーム。

やられ方はNew スーパーマリオブラザーズ以降の定番スタイル。

そしてクッパのシルエットが浮かび上がって……

ゲームオーバー。

こちらもコンティニュー回数が表示されます。

2013年にWii U用ゲームとして発売された「スーパーマリオ 3Dワールド」は、スーパーマリオ 3Dランドの続編として作られた作品。

敵に触れると飛び上がりながら「TOO BAD！(日本語版は『MISS!』)」

定番となりつつあるクッパのシルエットと……

ゲームオーバー画面

そして、2017年10月に発売予定のNintendo Switch用ソフト「スーパーマリオ オデッセイ」

今作でもマリオは数回ダメージを受けられるだけの体力があります。

クリボーの攻撃に耐えるマリオ。

体力がゼロになると……

画面がブラックアウトしますが、クッパのシルエットが浮かび上がるわけではありません。

そしてコンティニューではなく、集めたコインが少し減ってリスタートとなります。

画像ではわかりませんが、ムービーを見ると作品ごとにゲームオーバーになった際の音もかなり変化していることがわかるので一見の価値ありです。

なお、マリオではなく歴代カービィのゲームオーバー画面を集めたものもあり、こちらはこちらで必見の内容となっています。

Evolution Of Kirby's Death Animations & Game Over Screens (1992-2016) - YouTube