レビュー

35人のマリオが最後の1人になるまでキノコ王国を延々と走り続けるバトルロイヤル×マリオの「SUPER MARIO BROS. 35」を遊んでみた


横スクロール2Dアクションゲームの金字塔である「スーパーマリオブラザーズ」35周年を記念したタイトル「SUPER MARIO BROS. 35(スーパーマリオブラザーズ 35)」がNintendo Switch向けに2020年10月1日に無料配信されました。インターネットを介して35人で同時にマリオをプレイし、最後の1人になるまでひたすらマリオをプレイしつづけるというバトルロイヤル要素を加えたマリオで、世界中のプレイヤーと勝負しまくってみました。

SUPER MARIO BROS. 35(スーパーマリオブラザーズ 35) | Nintendo Switch | 任天堂
https://www.nintendo.co.jp/switch/ayama/index.html

SUPER MARIO BROS. 35が一体どんなゲームなのかは以下のムービーを見るとわかります。

Nintendo Switchでマリオ×バトルロイヤルな「SUPER MARIO BROS. 35」はこんな感じ - YouTube


SUPER MARIO BROS. 35のタイトル画面はこんな感じ。なお、SUPER MARIO BROS. 35は無料でダウンロード可能ですが、オンライン対戦ゲームなので、プレイするにはNintendo Switch Online会員である必要があります。


ゲームのモードは、通常のオンライン対戦モードとなる「35人バトル」、定期的に特別なコース順や条件で競う「スペシャルバトル」、好きなコースが練習できる「コースれんしゅう」、戦績が確認できる「ステータス」、スティックとボタン配置を選択できる「オプション」の5つ。


「35人バトル」モードで遊んでみます。希望するコースと、マリオの初期状態(右端)を選択して、Aボタンを押せば準備完了。選択可能なコースはプレイを重ねると開放されます。また、コインを消費することでキノコやスターを持った状態でプレイをスタートすることができます。


なお、コインはゲーム中でゲットできるほか、デイリーミッションをクリアすることでも獲得できます。


ゲームを開始したら、マッチングスタート。速攻で35人の枠が埋まりました。


メンバーがそろったら、持ち時間35秒の状態でゲームスタート。中央に表示されているのが自分の画面で、両端に表示されているのが他の人の画面です。


さっそく左上のプレイヤー(赤枠)から自分の画面に向けて赤い線が伸びてきました。これは相手のプレイヤーが自分を狙っていることを示しています。


「SUPER MARIO BROS. 35」では、狙った相手に敵を送り込むことができます。たとえば、スタート直後をのそのそと歩いていたクリボーを踏むと、残り時間が追加され……


さらに灰色になったクリボーの魂が、自分以外のプレイヤーに送られます。


画面下では、相手から押しつけられた敵が列を成しています。プレイするマリオのステージは、1985年に発売された初代「スーパーマリオブラザーズ」とほとんど同じなのですが、相手プレイヤーから敵が送り込まれることで、プレイが白熱するにつれて、ステージ上に登場する敵がどんどん増えていき、難度が上がっていくというわけです。


実際に、最後の2人になるまでプレイしたところを、以下のムービーで見ることができます。相手プレイヤーが減っていくにつれて、ステージ上に現れる敵の量がどんどん増えていく様子がわかります。

35人のマリオによるバトルロイヤルが遊べる「SUPER MARIO BROS. 35」は最後に精神力がものをいう - YouTube


初代「スーパーマリオブラザーズ」をある程度やり慣れていると、体がジャンプやダッシュのタイミングを覚えているものなのですが、相手プレイヤーから敵が送り込まれるため、「本来なら敵がいるはずない場所にクリボーやノコノコがウロウロしている」という事態が発生し、ファミコンでマリオをやりこんだ人ほど苦労するような場面も出てくるのかも。


ただマリオを攻略していくだけではなく、敵を押しつけられまくってる人を狙う「ピンチねらい」、コインをたくさん集めている人を狙う「コインねらい」、自分を狙っている人に仕返しをする「カウンター」などの作戦を右スティックで変更しながら進めていく戦略性も求められます。


さらに、マリオの象徴するアイテムといえばコインです。通常のスーパーマリオブラザーズシリーズでは、コインを100枚集めると残機数が増えたりスターが手に入ったりしますが、この「SUPER MARIO BROS. 35」では、コイン20枚を消費することで、ゲーム中にアイテムルーレットを回し、キノコやフラワー、スター、POWブロックをゲットすることができます。


ステージをクリアしたら終わり、ではありません。このゲームの目的は「最後の1人になるまで走り続けること」なので、ステージをクリアしてもまたすぐに次のステージが始まります。


次に始まるステージは、決して本来のステージ構成通りとは限りません。1-1をクリアした後に、クッパが待ち受ける1-4をプレイすることも。


もちろんクッパも敵なので……


倒すことで敵にクッパを押しつけることも可能です。


敵にクッパを押しつけることができるということは、自分もクッパを押しつけられることもあるということ。ステージ冒頭にいきなりクッパが登場してしまい、いきなり激ムズな展開を強いられることもありました。


実際にプレイしてみると、非常にシンプルな「スーパーマリオブラザーズ」をバトルロイヤルというシステムに落とし込むため、戦略的なステージ攻略が求められます。「早くクリアすれば勝ち」というわけではなく、「いかに敵を倒したりコインを取ったりして、相手プレイヤーへの攻撃を意識しながらステージを攻略するか」が重要。

1プレイはだいたい6分~7分ほどで、同じようなステージを何度もプレイすることもありました。ステージはほとんど同じですが、操作感覚やブロックの位置は初代スーパーマリオブラザーズとわずかに違い、敵の数が増えることでマリオシリーズに慣れている人ほどミスしやすい場面も生まれるため、経験よりも慎重さと冷静さが求められるゲームといえます。

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in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by log1i_yk

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