SpaceXの衛星インターネット「Starlink」がベータテスト開始を予告、公式ページにサインアップ画面も出現
NASAと共同で民間初の有人宇宙船の打ち上げに成功したSpaceXは、約1万2000基もの人工衛星によってインターネットサービスを提供する「Starlink」プロジェクトを進めています。そのStarlinkがベータテストの開始時期を予告し、公式サイトにサインアップ画面を追加しています。
Starlink
https://www.starlink.com/
You could be a Starlink beta tester – BGR
https://bgr.com/2020/06/22/starlink-beta-testing-spacex-sign-up/
SpaceX Starlink internet prepares for beta users | ZDNet
https://www.zdnet.com/article/spacex-starlink-internet-prepares-for-beta-users/
Starlinkは、安価で高性能なインターネットを地球上のあらゆる場所に提供すべく、高度1150kmの低軌道に約1万2000基の人工衛星を打ち上げて、宇宙にインターネット接続環境を構築しようという壮大なプロジェクト。記事作成時点では538基の人工衛星の打ち上げが完了しており、インターネット通信に必要なAS番号も取得済みという状況です。
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そんなStarlinkの公式サイトに、Starlinkからの最新情報を受け取るためのサインアップ画面が出現しました。サインアップ画面にはメールアドレス、郵便番号、国名の入力欄があります。
登録する情報を入力し、「SUBMIT」をクリックすると……
登録完了の画面が表示されました。
サインアップ画面で入力したメールアドレスには、Starlinkからメールが届きます。メールによると、Starlinkは2020年夏の後半からプライベートベータテストを開始し、その後高緯度の地域からパブリックベータテストを始めるとのこと。サインアップ画面で郵便番号を入力していれば、入力した地域がベータテストの対象になった際にメールで通知されるようです。
ZDNetの記者であるSteven J. Vaughan-Nichols氏は、「2020年の夏の終わりか秋の初め頃には、Starlinkはアメリカ北部の州に住む人たちにインターネットを提供する準備ができているかも知れません」とコメントしています。
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