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3Dゲームエンジンのスタンダードとなった「Unity」が株式公開を準備中か?


スマートフォンゲームアプリで約50%のシェアを持つリアルタイム3Dレンダリングプラットフォームを開発するUnity Technologiesが、株式公開(IPO)を検討中だと報じられています。2018年時点で年間3億ドル(約330億円)以上を売り上げる規模に成長したUnityによるIPOは、さらに成長するゲーム産業やAR/VR市場を見据え、株式市場で大きな注目を集めそうです。

Unity Technologies Targeting 2020 IPO: Sources on Cheddar
https://cheddar.com/media/unity-technologies-targeting-2020-ipo-sources

3Dゲームエンジンを開発するUnityは、スマートフォン向けのモバイル3Dゲームで約50%、AR/VR向けの3Dエンジンでは約60%のシェアを確保しており、端末の種類を問わず3D体験を実現するUnityの技術を利用する端末は全世界で30億台にまで到達しています。3DゲームやVRにとって不可欠の存在となりつつあるUnityですが、2018年4月にジョン・リッチェロCEOはニュースメディアCheddarに対して年間売上高は3億ドル(約330億円)に到達していると明かしており、3Dゲーム市場の拡大傾向から、さらに売り上げを伸ばしていくとみられています。


Cheddarが関係者から得た情報によると、Unityは2020年前半の株式公開を目指して準備をしているとのこと。Unityの広報担当者は「IPOのウワサ、憶測についてはコメントしません」と述べています。

Newzooの調査によると2018年にスマートフォンゲーム市場は703億ドル(約7兆8000億円)に到達しており、ゲーム市場の過半数を占めるまでになっています。さらに成長するモバイルゲーム市場を見据えると、シェア50%を占めるUnityの市場価値は高まる可能性があり、UnityのIPOは投資家にとって大きな関心事になりそうです。


アナリストのブランドン・ロス氏は、Unityに投資することは数あるゲーム制作者の中から『勝者』を探すことなしに成長し続けるゲーム事業の恩恵を享受できるという点で、投資家にとって魅力的な投資先になるだろうと、UnityのIPOへの投資価値があると指摘してます。

モバイルゲーム用のゲームエンジン開発からスタートしたUnityですが、いまやAR/VRなどの有力技術への3Dエンジンも提供し、さらには月間10億5000万ドル(約1200億円)以上の広告を表示する広告プラットフォームも抱えており、同社の売り上げの半分は広告プラットフォームから得ているという情報もあるとのこと。また、フォートナイトでも使われるチャットサービスVivoxを買収するなど経営の多角化も進めており、その成長力から将来性への期待も高く、株式公開を待つ投資家は多そうです。


2018年6月時点でUnityの企業価値は30億ドル(約3300億円)と評価されていることから、2020年前半にIPOが行われれば、大型案件として注目されそうです。

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