マンガ「姫とゲーマー」のロゴができるまでのメイキング
2018年1月から8月までGIGAZINEで連載した全7話と大ボリュームのメイキング資料集が詰め込まれた電子コミックス「姫とゲーマー」の表紙や扉には、連載時はなかったタイトルロゴがふんだんに用いられています。そんなタイトルロゴがどのように作成されたのかを、ロゴ制作者のLittle by Littleさんに解説いただきました。
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今回ステキなロゴを作成いただいたのは、カバーやロゴなど広くデザインを手がけるLittle by Littleさん。キュートな姫とクールなゲーマーのコンビが光る印象的なロゴです。
Little by Littleのaoyaさんにコメントをいただきました。
はじめまして、Little by Little にてデザインを担当しているaoyaと申します。
普段は小説のカバーやロゴデザインを作成させていただいております。
こうしてすてきな作品に関わらせていただくことができてとても嬉しく思っております!
以下がロゴのメイキングになります。
ロゴのラフデザインA案。「姫」「ゲーマー」が薄く光っていたり、オーディオスペクトラムのようなものがデザインされていたりと、デジタルっぽさが強調されています。aoya「メインキャラクター2人のキャラクターのイメージを対比させる形で考えたラフです。ゲーム配信をしているような雰囲気も出せるように電子的な雰囲気にも少し寄せています」
パステルカラーがファンシーな印象を与えるラフB案。aoya「姫宮さんのキャラクターにフォーカスを当てて考えたラフです。可愛くてポップな、配信中の姫宮さんのイメージです」
タイトルがフキダシに収まってとても作品ロゴっぽいラフC案。aoya「これはこれで可愛い気がすると思い、マンガの吹き出し風にしたラフも描いてみました。一番ポップな雰囲気で、また配置した時に読みやすい形になるイメージです」
それぞれ雰囲気も違い迷いましたが、キャラ2人の印象が最も対比されていて白黒になった時も映えそうなA案が採用となりました。デザインを決定した後は、どのような流れでロゴが完成していくのかという流れを見せていただきました。
aoya「イメージに近いフォント・大きさで文字を配置します」
aoya「『姫』の文字にハートを配置したり、角丸にしたり、可愛らしくしました」
aoya「コントローラーの素材を作って配置します。下部の飾りもバランスに合わせて作成しました」
aoya「大体のシルエットが完成したので色を置いていきます」
aoya「見やすくなるように文字の周りに白淵と影を入れました」
aoya「少し『姫』の回りが寂しく感じたのでハートを追加。合わせて影の色を色付きにして、もう少し華やかな雰囲気にしてみました」
aoya「『姫』の部分の印象を強めにするべく、色調補正をかけて、縁どりを追加しました。そのまま追加すると野暮ったい雰囲気になってしまったので、少し不透明度を下げてグラデーションの色と混ざり合うようにしています」
こちらのロゴを用いた姫とゲーマー単行本の表紙はこんな感じ。
GIGAZINEで連載した本編に加えて秘蔵のメイキングも収録した電子書籍は、AmazonのKindleでゲットできます。既読の方も未読の方も、ぜひこの機会改めて作品を堪能していただけるとうれしく思います。
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