ハードウェア

スマホバラバラ分解の「iFixit」とモトローラが手を組んでオリジナルのDIY用リペアキットを発売


新しいスマートフォンが出たらすぐにバラバラに分解して修理難易度を解析して公開するiFixitと、moto Zシリーズなどのスマートフォンを提供しているMotorola(モトローラ)が提携して、バッテリーやディスプレイなどを自分で交換できる修理キットを発売しました。

Motorola and iFixit—A Match Made in Mobile | iFixit
https://ifixit.org/blog/11644/motorola-ifixit-partnership/

Motorola is partnering with iFixit to sell official DIY phone repair kits | TechCrunch
https://techcrunch.com/2018/10/23/motorola-is-partnering-with-ifixit-to-sell-official-diy-phone-repair-kits/

iFixitといえば、いわば「分解集団」として名の知られた存在で、発売されたばかりの人気スマートフォンをバラバラに分解してしまうことで有名。またiFixitは自ら分解するにとどまらず、ツールが充実しまくったオリジナルの修理工具キットを販売しています。

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これはiFixitの掲げるポリシー「修理はユーザーの権利」にもとづくもので、ユーザーは誰でも自分のスマートフォンをメーカーに頼らず、安価に修理することを可能にするための取り組みの一環です。

そんなiFixitがスマートフォンメーカーと手を組んで専用の修理キットを提供するという、まさかの取り組みが始まりました。キットは主に「バッテリー交換用」と「ディスプレイ交換用」の2タイプに分かれており、専用のドライバービットやこじ開けツール、吸盤などスマートフォン本体を開けるために必要なツールが揃えられています。


修理キットが用意されているのは、Motorolaの「Moto Z」「Moto X」「Droid Turbo 2」「Moto Z Play」「Moto G5」「Z Force」「X Pure」「G4 Plus」の合計8モデル。それぞれにバッテリー交換用キットとディスプレイ交換用キットが用意されています。

motorola fix kits — Search - iFixit
https://www.ifixit.com/Search?doctype=product&query=motorola%20fix%20kits


価格はバッテリー交換用キットが39.99ドル(約4500円)から、ディスプレイ交換用キットが99ドル(約1万1500円)からとなっており、それぞれのモデルに対応するバッテリーやデジタイザー(ディスプレイ)が含まれるというお得な内容となっています。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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