メモ

ムービーの再生時間が2秒遅れると視聴者は見るのを止め始めるという調査結果

By Reid Rosenberg

2006年にウェブページが表示されるまで人が我慢できる時間は「4秒まで」だとする調査結果がAkamaiによって公開されましたが、さらなる調査でムービーに関しては人は2秒で見切りをつけ始めるということがわかりました。

(PDF)The Impact of Video Stream Quality on Viewer Behavior
http://www.akamai.com/dl/technical_publications/video_stream_quality_study.pdf

Online viewers start leaving if video doesn’t play in 2 seconds, says study — Tech News and Analysis
http://gigaom.com/2012/11/09/online-viewers-start-leaving-if-video-doesnt-play-in-2-seconds-says-study/

この調査はアカマイ・テクノロジーの一員でありマサチューセッツ大学でコンピューター・サイエンスを研究しているRamesh Sitaraman教授によって、2300万本のムービーと、それを再生した670万のユニークユーザーのデータをもとに行われました。

調査の結果、インターネット回線が速くなればなるほど人は忍耐力がなくなり、2秒以内に読み込めない場合、ムービーを見るのをやめ始める人が出てくる、ということがわかりました。この時、読み込みが2秒遅れるごとに人々は6%ずつ見るのをやめていくそうです。以下のグラフは再生時間が長いものと短いものの2種類のムービーを調査したものですが、再生時間が短いものについては、20%の視聴者が読み込みが5秒遅れた時点で見るのをやめています。一方、ムービー自体の時間が長くなると、少し人は我慢強くなるようです。


2006年には「ウェブサイトが表示されるまで待てる時間は4秒までである」という4秒ルールが発表されましたが、今回の調査はこの4秒ルールに「ムービーに関して人はさらに忍耐力がなくなる」という補足をする結果となりました。ちなみに、使っている回線によっても異なった結果が出ています。モバイル機器からのアクセスにおいて人はもっとも我慢強くなり、光ファイバーの場合、10秒再生が遅れると60%以上の人が見るのをやめるようです。


これらの研究結果は驚くべきものではありませんが、動画配信プラットフォームを持つ企業などにとっては参考になりそうです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
インターネットの使い方でうつ病かどうかがわかるという研究結果が明らかに - GIGAZINE

オンラインRPGは多くの夫婦の結婚生活に悪影響を与えている - GIGAZINE

インターネットの出現と進歩でかつての日常がどのように変化したかがわかる「リ・イマジネーション(再構築)」 - GIGAZINE

インターネットにはタバコや酒、麻薬並みの常習性がある - GIGAZINE

日本は普及率最低、子どもの携帯電話・インターネット利用状況 - GIGAZINE

in メモ, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.