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YouTube再生時の各ユーザーのインターネット接続環境を測定してランクを付ける「Google Video Quality Report」

By Spencer E Holtaway

インターネットに接続するにはISP(インターネットサービスプロバイダ)が提供する接続サービスを使う必要があります。これらの接続サービスは、「通信速度○○Mbps」といった数値で速度を表していたりするのですが、実際に使ってみると読み込みに時間がかかって「本当に○○Mbpsで通信できているのか?」と思うこともしばしば。そんな各ユーザーのインターネット接続環境を、「YouTubeのムービーをどれだけスムーズに再生できるのか?」といった面から分かりやすくランク付けしてくれるのが「Google Video Quality Report」です。

Google Video Quality Report
http://www.google.com/get/videoqualityreport/#how_video_gets_to_you


YouTube launches new Video Quality Report in Canada
http://googlecanada.blogspot.ca/2014/01/youtube-launches-new-video-quality.html


Google can now say if your internet connection is quick enough for YouTube
http://www.engadget.com/2014/01/21/google-video-quality-report/


以下のムービーを見れば、Google Video Quality Reportの概要が分かります。

Google Video Quality Report - YouTube


ISPが転送速度として表示している数値はあくまで理論値であって、実際に各ユーザーがそのサービスを使用する際にそれだけの速度でインターネットに接続できるとは限りません。また、YouTubeのムービーを再生する際は、YouTubeのデータサーバーからデータを運び、ユーザーに届けるためにさまざまな経路を通り、「ユーザーがどんなデバイスを使用しているのか」だとか「有線か無線か」、「周りにどれくらい同じサービスを使っているユーザーがいるのか」といったさまざまな外部要因により速度は徐々に低下していきます。なので、高速なインターネット接続サービスを使用しているはずなのに、お気に入りのサイトの読み込みが遅い……といった場合が出てくるわけです。


これらの経緯から、誰でも自分のインターネット接続環境がどのような品質か簡単に理解できる「Google Video Quality Report」をGoogleがリリースしたとのこと。

本当に速いインターネット接続環境というのは、アプリやサイトがスムーズに使え、高解像度のムービーも楽に再生できる、というもののはずです。Google Video Quality Reportでは、ユーザーのインターネット接続環境を、HDムービー(720p)をスムーズに再生できる高品質(HD)なもの、少なくとも360pのムービーは普通に見られる標準品質(SD)のもの、そして360p以下のムービー再生時でもロードのために頻繁に止まったりしてしまう低品質(LD)なものの3つにランク分けして教えてくれます。

実際にこんな感じで自分のインターネット接続環境がランク付けされます。


これらのデータは毎月何十億時間も再生されているYouTubeムービーのデータに基づき分類されているとのことで、実際に自分のインターネット接続環境を測定したユーザーたちの反応はここから見ることができます。

なお、現在のところ日本からは測定することができません。

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in メモ,   動画, Posted by logu_ii

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