かつて成功したブログ100個のうち約半数はGoogleのAI導入などで検索トラフィックの85%以上を失った

Googleは検索結果をAIがわかりやすくまとめる「AIによる概要」という機能を展開しており、これによりウェブサイトを開かなくても知りたい内容がわかるようになった反面、Google検索からウェブサイトへのトラフィックが大幅に減少したと指摘されています。そんな中、情報分析企業Monetize Betterの創設者であるダニエル・スタニカ氏が、「かつて成功したブログ100個のうち約半数は、GoogleのAI導入などで検索トラフィックの85%以上を失った」との調査結果を報告しました。
The Great Blogging Collapse: What Happened to 100 Successful Blogs? [Study] | DanielStanica.com — Daniel Stanica — Advise, Broker, and Invest in Digital Assets
https://danielstanica.com/posts/Great-Blogging-Collapse
インターネットの普及とともにオンライン広告から収益を得る方法が確立されたことで、10年以上にわたって「ブログを運営して広告収入を得ること」は、オンラインで稼ぐ最も効果的な方法のひとつでした。多くのブロガーはユーザーにもブログでの収益化を勧めており、自身の成功の証として収益を公開していたそうです。
スタニカ氏は2022年、年間10万ドル(約1600万円)以上の収入を得ていると公表した100個のブログについて追跡を開始。それから4年が経過した2026年の時点では、大多数のブログが検索トラフィックの85%を失ったという厳しい現実を報告しています。
スタニカ氏はブログの広告収益で稼ぐというモデルについて、「今にして思えば、このモデルは『Googleが仲介役となり、コンテンツと引き換えにパブリッシャーへ無期限で無料クリックを提供する』ということへの、単一の大きな賭けでした。ところが2023年以降、その前提は崩されました」と語っています。
Webマーケティングツール・Semrushの推定によると、2022年4月から2026年4月にかけて、スタニカ氏が追跡した100個のブログの大多数が大幅な検索トラフィックの減少を記録したとのこと。100個のブログの中央値は「85%減」となっており、約半数はこれよりひどい検索トラフィックの減少を経験していることになります。
以下のグラフは、2022年4月と比べた2026年4月の検索トラフィックについて、「Wiped out(80%以上減少)」「Gutted(50~80%減少)」「Declined(10~50%減少)」「Held roughly flat(10%未満減少)」「Grew(検索トラフィック増加)」に分けて表したもの。49個のブログは80%以上減少しており、検索トラフィックが増加したのは21個にとどまります。

スタニカ氏は、3分の2のサイトは検索トラフィックの半分以上を失い、中央値のサイトでは85%ものトラフィックを失ったと指摘。また、20個のブログは99%以上のアクセスを失っており、12個のブログはオーガニック検索によるアクセス数がゼロになったと説明しています。
また、100個のブログ全体の検索トラフィックを見ると、月間総トラフィックは約1780万回から約1200万回へと減少。これだけ見ると何とか乗り切れそうにも思われますが、Kitchen Sanctuary・Pinch of Yum・Jessica Gavinといった非常に規模の大きなレシピサイトのうち2つが驚異的な成長を遂げ、これらが数字を押し上げているそうです。これら3つを除く97個のブログでは、同期間に月間総トラフィックは約1100万回から約400万回に減少したとのことです。
この急激なトラフィックの変化にはAIの概要だけでなく、度重なる検索結果ランキングのアップデートにより、低品質なコンテンツが検索結果から消えたことも影響しています。影響を受けたブログの多くは「~~する方法」「~~とは何か」といった検索ワードからトラフィックを得ていましたが、これらにはGoogleが重視した「実体験」を示すコンテンツがほとんど含まれていなかったとのこと。また、これらのコンテンツはAIが要約しやすいものであり、ユーザーはAIの概要だけを見て満足してしまったと考えられます。
スタニカ氏は100個のブログをジャンル分けし、検索トラフィックの変化を中央値でグラフ化しました。このグラフを見ると、「Parenting(子育て)」「DIY&Crafts(DIY&工作)」は増加している一方、その他のジャンルはすべて減少していることがわかります。

スタニカ氏は検索トラフィックを維持または増加させたブログの共通点として、「体験型のコンテンツ」を提供していたことを挙げています。実際に料理するユーザーにとってありがたい調理工程の写真や細かいコツなどを記しているレシピサイトや、編み物の複雑な手順を細かく解説したブログ、特定地域への旅行や自分たちの体験談をまとめた旅行者向けブログなどは、厳しい環境の変化を生き残ったと報告されています。
スタニカ氏は、「実際に生き残ったのは『機械では生成できない』あるいは『他の情報源から要約できない』ような直接的な体験を示すコンテンツであり、自分たちが抱えている固定の読者に向けて配信され、理想的には人々が検索する実際の製品と実際のブランド名に結び付けられているものです」と主張。新たにブログを始める人には、AIによる要約では意味が薄い自分が体験したコンテンツを提供することを推奨しました。
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in ネットサービス, Posted by log1h_ik
You can read the machine translated English article Of the 100 blogs that were once successf….







