ラーメン評論家の石神秀幸氏、大崎裕史氏が監修したどろどろスープの明星「鬼どろそばプラス 魚介豚骨醤油」を食べてみました
明星から、ラーメン評論家の石神秀幸氏と大崎裕史氏が共同で監修した「鬼どろそば 魚介豚骨醤油」の新バージョン「鬼どろそばプラス 魚介豚骨醤油」が発売されたということで、早速買ってきました。
石神秀幸氏と言えば、「TVチャンピオンラーメン王選手権」で連続優勝を果たし、「神の舌を持つ男」と呼ばれるラーメン評論家。大崎裕史氏は、ラーメン好きなら欠かせないデータベースサイト「RamenBank」を運営する株式会社ラーメンデータバンクの代表取締役。現在のラーメン業界において巨頭と言ってもいい2人が監修したカップ麺は、一体どんな味になっているのでしょうか。
というわけで、明星「鬼どろそばプラス 魚介豚骨醤油」(税込248円)の実際の見た目と味は以下から。明星 鬼どろそばプラス 魚介豚骨醤油 | 明星食品
こちらがパッケージ。
今回は評論家の2人に加えて、人気店「ラーメン きら星」の店主、星野能宏氏がトッピングとして「ペッパーかつお餡」を提案しているとのこと。
「乱切りめん」と「砕き帯めん」という2種類のめんが入っているようです。
今回の企画は「TOKYO1週間ラーメンof the year」ムックの刊行記念によるもののようです。
側面にも写真が。
原材料表示。フライドガーリックや赤唐辛子、醸造酢などのアクセントが入っているようです。
栄養成分表。
アレルギー表示。
外側のビニールを外すとこんな感じ。
石神氏はラーメン王選手権連覇という実力の持ち主で、現在はライターとして活躍しています。
大崎氏は2010年9月までにラーメン1万9000杯を平らげ、近年も毎年800~900杯のラーメンを食べ続けているという鉄人です。
「きら星」は武蔵野市と中野区に店を構えています。いずれも定休日は木曜。
作り方が載っています。また、開発の様子を一部Webで見ることができるようです。
ふたを開けたところ。
めんは「スーパーノンフライめん」。
中に入っていたのは、粉末スープ、砕き帯めん、液体スープ、コクのたれ(ペッパーかつお餡)の4種類。
砕き帯めんを投入。
インスタントラーメンではだいたいお湯を注ぐ前に粉末スープを入れますが、この商品の場合は粉末スープは後入れで、先にお湯を投入します。
5分待ち、食べる直前になってから粉末スープを入れます。
ここからかき混ぜます。
粉末スープを入れてかき混ぜた状態。
さらに液体スープを投入。
ラー油がベースになっているのか、とっても赤い液体スープ。
再びかき混ぜます。ラー油の香りが漂います。
ひとまずこの状態で味見。スープがどろどろしていて、ラーメンというよりつけめんに近い感じがします。雰囲気としては六厘舎やつけめんTETSUのような魚介系のつけめんにラー油を入れたものに近い感じ。しかしちょっとコクが足りない気がします。
コクのたれ投入。かつおの香りがぶわっと広がります。コクのたれは全部入れてかき混ぜてしまうのではなく、ある程度ムラがあったほうがおいしいということが「開発日記」に書かれていたので実践します。
いただきます。コクのたれを入れる前よりも、さらに人気店のつけめんに近づいた感じ。ラー油の辛みとニンニクの香りが良いアクセントになっています。どろどろのスープも、めんによく絡んで、これはこれで面白い感じ。しかし、やはりお店で出てくるつけめんと比べてしまうと、醤油の味やとんこつの旨味がやや弱く感じます。
ちなみに最初作ったときは、いつも作っているカップめんと同じように、粉末スープを入れてからお湯を入れてしまいました。これは砕き帯めんの上に粉末スープを入れてしまったところ。
仕方がないのでこのままお湯を投入。
先に粉末スープを入れてからお湯を入れたため、かき混ぜると粉末の一部がダマになってしまいました。
また、このときはコクのたれを入れてから、完全にかき混ぜてしまいました。混ぜてしまうと見た目がコクのたれを入れる前とほとんど変わりません。
魚介の香りはパワーアップした感じがしますが、全体的に味が均一になり、ちょっとインパクトが弱い気がします。やはりコクのたれはあまりかき混ぜずに食べたほうがおいしいかもしれません。
「鬼どろそばプラス」でもっとも特徴的と感じたのはやはりどろどろとしたスープ。太めでもちもちしためんに良く絡んでいい感じなのですが、ほとんど半固形なので、食べてゆくとすごい勢いでお腹にたまっていきます。1杯でもなかなかの食べ応え。ただ、味はそこまで濃いわけではないので、濃厚なしょうゆ味やとんこつ味を期待すると少し違うかもしれません。ラーメン、つけめん好きの人は、どんなものか一度試してみてもいいかもしれません。
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