ビル・ゲイツがタッチ操作して「Microsoft Surface」を紹介するムービー
先日発表されたタッチスクリーン式のテーブル型PC「Microsoft Surface」ですが、海外の「Today Show」という番組内で実際にビル・ゲイツがタッチ操作してこの革新的な操作方法について説明を行ったとのこと。テーブル型PCの上に無線LAN対応のデジカメを置くと、撮影した画像がさっと飛び出してきたり、注文したい食べ物や飲み物を選んでからクレジットカードを置くとそのまま決済して注文が完了したりと、映画「マイノリティ・レポート」で出てきたタッチ式スクリーンがデフォルトになった世界を彷彿とさせてくれます。
実際のムービーの再生やその他の追加情報は以下から。
Sticker Shock: Video of Bill Gates Showing off his Expensive Table - Gizmodo
開発は2001年から始まっており、最初のプロトタイプのイメージはこんな感じだったらしい。
2003年にはこういう形にまで昇華され始めます。
そして現在、ようやく業務向けではあるものの製品化にこぎ着けたというわけ。
価格は1万ドル、およそ121万円。数年以内には半額程度にまで下がる予定らしいので、一般ユーザーの手に入る日も近いかも。既に実際に導入を予定している企業が存在しており、T-Mobileという携帯電話会社は2007年11月頃から、複数の携帯電話をこのテーブル上にのせることでスペックや価格をさっと表示させてユーザーに新しい端末を購入しやすくしてもらうそうです。
また、ホテル経営を行っているStarwood Hotels and Resorts Worldwideはシェラトンホテルのロビーに2台、クラブラウンジに1台導入するそうで。また、カジノを営んでいるHarrah's Entertainment、スロットマシンを製造しているIGTなども使用予定とのこと。ジュークボックスの曲選択や飲み物、あるいは実際のカジノで使うテーブルなどで試してみる予定だそうです。
実際の仕組みや具体的な利用方法は以下のムービーが非常にわかりやすい解説を含んでいます。デジカメから他のデバイスへの転送や地図の利用、飲み物の注文など、具体的な利用方法の解説が多く、実にイメージしやすい。確かにこれは店頭向きかも。
Microsoft Surface Video - Touchscreen, Multi Touch Coffee Table - Behind the Scenes - Popular Mechanics
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