取材

「ルービックキューブを0.305秒で解く世界最速ロボット」が動作する様子を撮影してきた&仕組みが分かるスロー映像もあり


三菱電機が開発した「TOKUFASTbot」は、ルービックキューブを0.305秒で解くことが可能で、「パズルキューブを最速で解くロボット」としてギネス世界記録に認定されています。そんな超高性能ロボットを間近で見られるイベントが開催されているので、実際にルービックキューブを解く様子を撮影してきました。

三菱電機 ニュースリリース 「パズルキューブを最速で解くロボット」ギネス世界記録認定
https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2024/0523.html

Christmas Factory in PLAT UMEKITA|PLAT UMEKITA
https://platumekita.com/exhibitions/christmas-factory-in-plat-umekita/

TOKUFASTbotは、三菱電機のイベントスペース「METoA Ginza」のクリスマス限定出張展示「Christmas Factory in PLAT UMEKITA」の一環として展示されています。会場は大阪市北区にあるPLAT UMEKITAで、開催期間は2024年12月14日(土)~2024年12月25日(水)。PLAT UMEKITAにはJRの大阪駅から徒歩3分で行けます。


PLAT UMEKITAに到着。


TOKUFASTbotを見つけました。上部がルービックキューブを解く可動部品が搭載された部分で、下部に制御用の部品が詰め込まれています。


ギネス世界記録の認定証もありました。


案内パネルはこんな感じ。


「センサーでルービックキューブの並びを検知して、解法を導き出して実際に解く」までの操作をわずか0.305秒で実行できるそうです。


ルービックキューブの周りには2台のカメラが搭載されており、1台で3面の並び方を認識できます。カメラやモーターなどはすべて三菱電機が実際に販売している製品とのこと。また、ルービックキューブもメガハウスの市販品を使っているそうです。


ルービックキューブを動かす部分はこんな感じ。1面ごとにモーターが取り付けられており、各面を回転させられるようになっています。


下部は三菱電機製の半導体パワーモジュール「超小型DIPIPM Ver.7」を搭載しています。


別の側面から見るとこんな感じ。


TOKUFASTbotがルービックキューブを解く様子を撮影した動画が以下。速すぎてまったく視認できません。

ルービックキューブを0.305秒で解くロボット「TOKUFASTbot」 - YouTube


240fpsで撮影して8倍スロー動画に編集したものが以下。絶妙なタイミングで各面を回転させていることが分かります。

ルービックキューブを0.305秒で解くロボット「TOKUFASTbot」【8倍スロー】 - YouTube


TOKUFASTbotが一般向けに公開展示されるのは初めてとのこと。また、Christmas Factory in PLAT UMEKITAの会場にはほかにも赤外線センサの実物や翻訳アプリのデモ展示などもあるので、気になる人は行ってみてください。なお、Christmas Factory in PLAT UMEKITAの開催期間は2024年12月14日(土)~2024年12月25日(水)です。

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in 取材,   ハードウェア,   動画, Posted by log1o_hf

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