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アメリカ空軍は今後10年でAI搭載機を1000機単位で導入予定


アメリカ空軍が、今後10年で1000機以上の規模のAI搭載機で構成される舞台を作ることを計画していることがわかりました。第一陣は2028年までに運用可能になる予定だそうです。

New AI-powered fighter jet took Air Force chief for an historic ride - YouTube


AI-powered fighter jet takes Air Force leader for a historic ride | AP News
https://apnews.com/article/artificial-intelligence-fighter-jets-air-force-6a1100c96a73ca9b7f41cbd6a2753fda


AI-enabled F-16 VISTA took the Air Force leader for a flight | Cryptopolitan
https://www.cryptopolitan.com/ai-enabled-f-16-air-force-leader-flight/

アメリカ空軍は最新技術の導入に積極的で、すでにAI搭載の無人機と有人機の戦闘テストを行っています。

アメリカ軍がAI自律戦闘機「X-62A」と人間が操縦する「F-16」の戦闘テストに成功 - GIGAZINE


2024年5月4日には、フランク・ケンドール空軍長官が「Vista」と呼ばれるAI制御のF-16戦闘機に乗り込むデモンストレーションも行われました。なお、セキュリティ上の懸念があるため、AP通信とNBCだけが「飛行完了まで報道しない」という条件で取材を許可されたとのこと。

1時間の飛行を終えたケンドール長官は取材に対し、「(AI搭載機を)持たないことはセキュリティリスクです。現時点で、我々には(AI搭載機が)必要です」と語りました。


また、Vistaについて大変満足した様子で「戦争で、武器を使うか使わないか、この学習中のAIに任せられる」とも語ったとのこと。なお、兵器使用時には人間の監視が必要である旨も付け加えています。

AP通信は、この考えへの反対意見として、赤十字国際委員会による「生死に関わる決定をセンサーやソフトウェアに委ねることには、広く深刻な懸念があります。自律型兵器は喫緊の懸念材料であり、国際的な政治的対応が必要です」という警告を挙げています。

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in 乗り物,   動画, Posted by logc_nt

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