GoogleとMicrosoftがトランプ大統領就任式におよそ1億6000万円を寄付したことが明らかに
by Gage Skidmore
2025年1月20日に行われるドナルド・トランプ氏の大統領就任式に向けて、IT業界から多数の寄付が寄せられている件で、新たにGoogleとMicrosoftがそれぞれ100万ドル(約1億5800万円)を寄付したことが明らかになりました。
Google donates $1 million to Trump's inauguration fund
https://www.cnbc.com/2025/01/09/google-donates-1-million-to-trumps-inauguration-fund.html
Google and Microsoft donate $1m each to Trump’s inaugural fund | Google | The Guardian
https://www.theguardian.com/technology/2025/jan/09/google-microsoft-donate-trump-inaugural-fund
トランプ氏の大統領就任式にはOpenAIのサム・アルトマン氏、Amazonのジェフ・ベゾス氏、Meta、Uber、トヨタなどが寄付を行っていて、2025年1月に入ってAppleのティム・クック氏も100万ドルを寄付したことがわかっています。
1.5億円超をAppleのティム・クックCEOがトランプの大統領就任式に寄付 - GIGAZINE
寄付を行うにあたり、Googleで政府問題と公共政策担当のトップを務めるカラン・バティア氏は「2025年の就任式をYouTubeでライブ配信し、Googleのサイト内からリンクすることで、2025年の大統領就任式をサポートできることをうれしく思います」との声明を発表しました。
Googleは過去にも大統領就任式に寄付を行った上でライブ配信したことがあります。
また同じように、Microsoftも100万ドルの寄付を行ったことがわかりました。Microsoftは2017年のトランプ氏の就任式、および2021年のバイデン氏の就任式にそれぞれ50万ドル(約8000万円)の寄付を行っていて、今回は寄付額が倍増した形となります。
トランプ氏はビッグテック規制派のブレンダン・カー氏を連邦通信委員会の委員長に指名しており、ビッグテックを取り締まっていく方針を示しています。
トランプ次期大統領がビッグテック規制派のブレンダン・カーをFCC委員長に指名、「GoogleやMetaなどのビッグテックによる検閲を取り締まる」と断言 - GIGAZINE
by Gage Skidmore
このため、「大統領就任式はビッグテック各社がトランプ氏の歓心を買う絶好の機会なのです。誰も、4年間トランプ氏のサンドバッグになりたくないですから」と、非営利団体・OpenSecretsのブレンダン・グラヴィン氏はCNBCの取材に対して述べています。
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