モバイル

Samsungがお手ごろ価格のフラッグシップスマホ「Galaxy S23 FE」を発表、価格は8万9400円から


Samsungが2023年10月4日に、「バリューフラッグシップ」と位置づけられる中価格帯の主力スマートフォン「Samsung Galaxy S23 FE」、タブレットの「Galaxy Tab S9 FE」および「Galaxy Tab S9 FE+」、イヤホンの「Galaxy Buds FE」の合計4機種を発表しました。

Samsung Galaxy S23 FE, Galaxy Tab S9 FE and Galaxy Buds FE Bring Standout Features to Even More Users – Samsung Global Newsroom
https://news.samsung.com/global/samsung-galaxy-s23-fe-galaxy-tab-s9-fe-and-galaxy-buds-fe-bring-standout-features-to-even-more-users

The Samsung Galaxy S23 FE, Buds FE, and Tab S9 FE are almost flagship - The Verge
https://www.theverge.com/2023/10/3/23901275/samsung-galaxy-s23-fe-tab-s9-buds-price-features

Samsung Galaxy S23 FE hands-on: Moving beyond fan edition
https://www.engadget.com/samsung-galaxy-s23-fe-hands-on-moving-beyond-fan-edition-230013723.html

◆Samsung Galaxy S23 FE
Samsungは2022年1月にリリースされた「Galaxy S21 FE」を最後にFE(Fan Edition)のラインナップを発表しておらず、「S22 FE」は発売が見送られたことが報じられましたが、今回の「S23 FE」の発表によりFEモデルが復活することになりました。海外メディアのEngadgetによると、今後「FE」はFan Editionではなく、単に主力モデルと機能と設計の一部を共有しつつ価格が抑えられたモデルを指す呼称になるとのこと。


「S23 FE」には、「S23」の6.1インチと「S23+」の6.6インチの中間のサイズとなる6.4インチ・120Hzの有機EL(OLED)ディスプレイが搭載されており、「Galaxy A」シリーズにはないIP68等級の防水・防塵性能も健在です。背面カメラは画素数が12MPの超広角カメラ、50MPの広角カメラ、8MPの望遠カメラの3眼構成で、望遠カメラは10MPだった「S23」からわずかに画素数が落ちています。

CPUは「S23」のチップの前世代であるQualcomm Snapdragon 8 Gen 1でメモリは8GB、ストレージは128GBのモデルと256GBのモデルがラインナップされています。価格は599ドル(約8万9400円)で、「S21 FE」の699ドル(約10万4000円)よりもリーズナブルな価格設定となりました。リリースは一部市場で2023年10月5日からで、日本市場での展開の詳細は記事作成時点では不明です。

◆Galaxy Tab S9 FEとGalaxy Tab S9 FE+
「Galaxy Tab S9 FE」の画面は10.9インチで、「Tab S9 FE+」はそれより一回り大きい12.4インチですが、ディスプレイはいずれも標準のTab S9のOLEDからやや妥協した液晶ディスプレイ(LCD)となっています。また、リフレッシュレートも120Hzから90Hzとなりました。


チップはSnapdragonではなくExynos 1380で、Samsungは前モデルと比べて「CPUパフォーマンスは38%向上し、GPUパフォーマンスは73%」としていますが、Engadgetは「2年前のモデルと比べるのはやや説得力に欠けるかもしれません」と評しています。

スペックが抑えられている代わりに価格設定も低めで、799ドル(約11万9000円)からとなっていた「S9」より大幅に引き下げられた499ドル(約7万4000)円からとなっています。市場への投入は「S23 FE」からワンテンポ遅い10月10日以降とのこと。

◆Galaxy Buds FE
「Galaxy Buds FE」はアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載のイヤホンで、最大の特徴はSamsungのBudsシリーズ最長となる「イヤホン使用時最長8.5時間、充電ケースを含めると最長30時間」のバッテリー持続時間です。ANCを使用中の場合でも、イヤホン使用時には最長6時間、充電ケースを含めて最長21時間の再生が可能とのこと。

価格は99ドル(約1万4000円)で、発売はタブレットと同じ10月10日です。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「タブレットPCを破壊的に変革する製品」と銘打たれた「Galaxy Tab S9」「Galaxy Tab S9+」「Galaxy Tab S9 Ultra」フォトレビュー - GIGAZINE

Samsungが折りたたみ式「Galaxy Z Flip5」と「Galaxy Z Fold5」を正式発表、実機をレビューした海外の反響まとめ - GIGAZINE

Samsungがまたも前年同期比95%減益、スマホの出荷台数減少にくわえ前四半期に続くメモリの在庫過剰が重荷に - GIGAZINE

Samsungの利益が95%も激減し過去14年間で最低水準、半導体需要の低迷が直撃 - GIGAZINE

Samsungが次世代Galaxyシリーズを発表するイベント「Galaxy Unpacked July 2023」を7月26日に開催することを発表 - GIGAZINE

in モバイル,   ハードウェア, Posted by log1l_ks

You can read the machine translated English article here.