名盤のジャケットをPhotoshopの「ジェネレーティブ塗りつぶし」で補完したら「そう来るか」な光景が広がりまくって面白い
Adobeが2023年5月23日に発表した「ジェネレーティブ塗りつぶし」は、AIにより既存の画像の続きを生成できるPhotoshopの新機能です。そんなジェネレーティブ塗りつぶしを使って、マイケル・ジャクソンの「スリラー」を始めとする有名アルバムのジャケットの続きを描かせてみた結果がTwitterに投稿されています。
ジェネレーティブ塗りつぶしを使ってローマ教皇の写真を加工したり、自分の片目から上半身全体を再現させてみたりしたTwitterユーザーのロレンツォ・グリーン氏は、次にマイケル・ジャクソンの「スリラー」のジャケットの続きを出力させることにしました。その結果は以下から見ることができます。
Expanding famous album covers using AI. ????
— Lorenzo Green 〰️ (@mrgreen) May 29, 2023
(Photoshop generative fill)
h/t to @dobrokotov for this amazing idea!
1. Michael Jackson - Thriller: pic.twitter.com/cgZC1cu5Ed
まずジャケットを中心にしてから、それ以外の空白を選択してジェネレーティブ塗りつぶしを実行します。このアニメーションは生成開始からスタートしているので、とういうプロンプトを入力したのか、あるいは空白で生成しているのかは不明です。
すると、ピアノの上に寝そべるマイケル・ジャクソンが登場しました。背景の色が違ったり、鍵盤など細部に奇妙な部分があったりしますが、雰囲気はよく合っていて非常にそれらしい仕上がりに見えます。
アデルの「21」では、立ち上る紫煙や灰皿らしき物体などが追加されました。どこか物憂げな表情で髪を触っている顔写真を、タバコを指に挟んで頰づえをついているような姿勢にするアイデアはなかなかのものです。
2. Adele - 21: pic.twitter.com/heMeOlp4Vq
— Lorenzo Green 〰️ (@mrgreen) May 29, 2023
トラヴィス・スコットの「アストロワールド」は、ヒップホップなワンシーンの遠景に。
3. Travis Scott - Astroworld: pic.twitter.com/v9EVe3nY2T
— Lorenzo Green 〰️ (@mrgreen) May 29, 2023
ジャケット写真の赤ちゃんが児童ポルノだとしてレコード会社を訴えたことでも話題になったニルヴァーナの「ネヴァーマインド」では、赤ちゃんの背後にサメが出現。
4. Nirvana - Nevermind:
— Lorenzo Green 〰️ (@mrgreen) May 29, 2023
(@dobrokotov) pic.twitter.com/fYx7XoMWKM
ビートルズの12作目のアルバム「アビイ・ロード」は宇宙を背景にしたアーティスティックな仕上がり。11作目の「イエロー・サブマリン」を意識してか、黄色い潜水艦も追加されています。
5. The Beatles - Abbey Road:
— Lorenzo Green 〰️ (@mrgreen) May 29, 2023
(@dobrokotov) pic.twitter.com/hUCLPPNXz9
ブルース・スプリングスティーンの「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」はこんな感じ。背景にある赤と白のストライプをそのまま星条旗の一部として採り込んだデザインに。ただし、星の数が少し多すぎる気もします。
6. Bruce Springsteen - Born in the U.S.A:
— Lorenzo Green 〰️ (@mrgreen) May 29, 2023
(@JoshKlenert) pic.twitter.com/EemiLVrEU2
メタリカの「メタル・マスター」では、白い十字架が並ぶ墓地がまさかのケーキにされてしまいました。
7. Metallica - Master of Puppets:
— Lorenzo Green 〰️ (@mrgreen) May 29, 2023
(@dobrokotov) pic.twitter.com/n42SpGVJdb
ケイティ・ペリーの「Teenage Dream」は、巨大な猫の毛皮に埋もれている写真になり、10代どころか猫好きなら誰でも夢見るような光景になっています。
8. Katy Perry - Teenage Dream:
— Lorenzo Green 〰️ (@mrgreen) May 29, 2023
(@dobrokotov) pic.twitter.com/cwhMnPo6OS
ザ・クラッシュの「ロンドン・コーリング」は、ロンドンの裏通りらしき場所と道を横切る黒猫が印象的。
9. The Clash - London Calling:
— Lorenzo Green 〰️ (@mrgreen) May 29, 2023
(@dobrokotov) pic.twitter.com/zSkUBGjmPP
ザ・ウィークエンドの「アフター・アワーズ」では、口からしたたる赤い液体がワインと解釈されているおかげで、ただの酔っ払いの写真になっています。
10. The Weeknd - After Hours: pic.twitter.com/Ynl9tnjd0W
— Lorenzo Green 〰️ (@mrgreen) May 29, 2023
グリーン氏のアイデアにインスパイアされて、他の人もジャケットをジェネレーティブ塗りつぶしで描き足した結果を公開しており、その中にはデビッド・ボウイの「HEROES」がやたらとセクシーになっているものなどがありました。
Fun pic.twitter.com/6K6QeShTHt
— Just a Corpse (@tisnatka) May 29, 2023
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