弾幕と魔法で20分間生き残る「20 Minutes Till Dawn」レビュー、手軽さと歯ごたえを兼ね備えた「Vampire Survivors」とシューティングの見事な融合
ランダムなアップグレードでプレイする度に違った遊び方ができるローグライク要素に、銃での射撃で迫り来る敵を片っ端から撃退する爽快感が組み合わさったダークな雰囲気の見下ろし型2Dシューティングゲーム「20 Minutes Till Dawn」がSteam、Android、iOSでリリースされています。タイトルの通り1プレイにつき20分でサクッと遊べるとっつきやすさと、さまざまな固有の能力を持つユニークなキャラクターや使い勝手の違う多様な銃、そしてそれらの性能を大きく変えるアップグレードでキャラを強化していく奥深さを兼ね備えた、「Vampire Survivors」系ゲームの中でも異彩を放つタイトルを見つけたので、さっそくプレイしてみました。
Steam:20 Minutes Till Dawn
https://store.steampowered.com/app/1966900/20_Minutes_Till_Dawn/
「20 Minutes Till Dawn」がどんな感じのゲームなのかは、以下のムービーから見ることができます。
ヴァンサバ×シューティングなローグライクアクション「20 Minutes Till Dawn」レビュー - YouTube
今回はSteam版を遊んでみました。さっそく「プレイ」でゲーム開始です。
すると、キャラクターの選択画面になりました。最初から使える「シャナ」が選択されているので、「選ぶ」をクリックします。
続いて、銃の選択です。ここでも、最初からアンロックさてれている「回転式拳銃」を選択して「選ぶ」をクリック。
ゲームモードは20分間生き残る「標準モード」と、実績は解除できませんが半分の10分間を駆け抜ける「クイックプレイモード」と、無限に続く戦いをどこまで生き残れるかに挑む「エンドレスモード」の3種類です。ここではメインとなる「標準モード」を選択しました。
最初から遊べるステージ「森」を選んで「プレイ」をクリックすると戦闘が始まります。
中心にあるのがプレイヤーキャラクターで、「WASDキー」で上下左右に移動します。その左はマウスで狙いを定める照準で、右下にある数字の「6」は残弾数が6発だということを意味しています。
敵を発見したら照準を合わせて「左クリック」で射撃します。また「スペースキー」を押すと自動的に一番近い敵に照準を合わせる自動照準モードへの切り替えが可能。弾は撃ち尽くすと自動的にリロードされるほか、「Rキー」で任意のタイミングでのリロードもできます。なお、今回はキーボードとマウスでプレイしていますが、Steam版はコントローラーにも対応しています。
敵を倒すとその場に「ソウル」を落とし、ソウルにキャラクターが近づくと自動的に拾います。このソウルは戦闘中の経験値になるほか、キャラクターや武器のアンロックにも使うので積極的に集めたいところです。
経験値を稼ぐとレベルアップして、5つの候補の中から1つ選んでアップグレードを取得できます。今回は、一定確率で敵を凍らせられる「氷魔導士」を選びました。
すると、敵が凍って足止めができました。敵の数が少ないうちはあまり効果が実感できませんが、敵が大挙して押し寄せてくると敵が凍っている間に別の敵をターゲットにすることができるので、重宝します。
敵に接触したり、敵が撃ってきた弾がヒットしたりすると心臓のアイコンで示された体力が減少します。
体力が尽きるとゲームオーバー。
戦闘が終了すると、稼いだソウルでキャラクターのアンロックができます。
銃の選択画面では、新しい銃のロック解除も行えます。
画面上部の「ルーン」ではキャラクターの能力を底上げすることが可能です。
「ルーン」の取得画面はこんな感じ。ルーンには攻撃的な能力を付与する「剣」と防御となる「盾」があり、それぞれ3種類ある中から1つ選んで最大5レベルまで強化が可能。最上段のルーンを最大強化すると、その下の段のルーンが解放される仕組みで、最大で「剣」と「盾」合わせて8つのルーンを同時に装備できます。
チャレンジを進めて長く生き残れるようになると、ボスが登場します。
ボスを倒すと、宝箱をドロップしました。
宝箱を取得すると、各キャラクターが3つ持っている固有能力のどれか1つを入手できます。
キャラクターの性能を大きく変えるアップグレードの「書」をドロップするボスもいます。
さまざまな強化を重ねて20分間生き残るとクリアです。
標準モードを1度クリアすると、次の難易度に挑めます。難易度は最大で15まであり、最高難度である「ダークネス15」は一瞬のミスが命取りになる手ごわさです。
「20 Minutes Till Dawn」が他のVampire Survivors系ローグライクゲームと一線を画している点は、アクション要素が適度にゲームシステムに落とし込まれているところです。ターゲティングは自動照準機能に任せるのが基本になりますが、手動照準に切り替えて自爆するタイプの敵を狙い撃ちにしたり、やっかいな攻撃を繰り出すボスに集中砲火を浴びせたりすると生存率をぐっと上げることができます。そのおかげで、シューティングゲームが上手ではなくてもクリアできるとっつきやすさと、プレイスキル次第で戦いを有利にできるテクニカルな要素がうまく両立されていると感じました。
射撃中は移動速度が大きく落ちるので、時には攻撃をやめて回避に徹する判断も要求されます。
12人実装されている個性豊かなキャラクターや異なる強みを持つ銃、そしてさまざまなアップグレードを組み合わせた多様な強化が可能なのもポイントです。
例えば、銃を乱射する能力を持つキャラクター「アビー」と装弾数が多い「デュアルサブマシンガン」、そして一定数の弾を撃つごとに魔法を放つアップグレードを取得することで、弾幕を張れるようになります。
敵を倒すと霊体を召喚する能力を持つ「リリス」と、敵を自動攻撃するコウモリを召喚する「バットガン」という銃を組み合わせて、画面を自分の味方で埋め尽くしてしまうプレイスタイルも可能です。
まだ早期アクセス期間中なので、キャラクターやアップグレードなどが今後さらに追加される可能性もあります。無料でプレイできるブラウザ版「10 Minutes Till Dawn」もあるので、気になった人はまずブラウザ版を触ってみるのがお勧めです。
10 Minutes Till Dawn Play 10 Minutes Till Dawn on CrazyGames
https://www.crazygames.com/game/10-minutes-till-dawn
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