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中古のGPUやグラフィックボードを購入する際に気を付けるべきポイントとは?


新型コロナウイルスのパンデミック以降、グラフィックボードやGPUの需要が急増して入手が困難な時期が続いてましたが、2021年末頃から在庫が増え始め、中古市場では価格がピーク時の50%にまで下がっています。そんな中古グラフィックボードやGPUを購入する時に気を付けるべきポイントを、ゲーム関連ハードウェアのレビューサイトであるGamers Nexusが解説しています。

Warning Signs When Buying Used GPUs: How to Detect Defective Video Cards - YouTube


中古のグラフィックボードにはひびの入った粗悪なものから、熱テストで問題があるものまでさまざまなものが存在します。Gamers Nexusはグラフィックボードの問題を検証すべく、解体して中にほこりがたまっていないか、グライムパッドやサーマルパッド、ヒートシンク、ファン、バックプレートまで細かくチェックするそうです。購入した段階でこれらのコンポーネントにたまっている汚れは、すべて清掃可能なものです。


しかし、グラフィックボードの冷却機構に問題を引き起こすような「GPUのたるみ」や「PCBの反りや曲がり」などが発生しているケース、「シャント抵抗器や20ピンコネクタがショートしてGPUコアが動作しない」というケース、「MOSFETやインダクタに問題が発生している」というケースなどの方が、より大きな問題であるとGamers Nexusは指摘しています。特に、物理的な損傷は大きな問題となるとのこと。


Gamers Nexusは中古でグラフィックボードを購入する場合、実際に販売相手に会える場合はグラフィックボードの動作テストを行えるか確認し、可能な場合は必ず検証すべきと主張しています。例えば、RTX 3080にはvBIOSの初期化に失敗する不具合を持ったものがあり、これを見た目などで判断することは不可能であるため、実際に動作検証することが重要になってくるとのこと。他にも、ソケットの相性問題でグラフィックボードが起動しないケースなどもあるため、可能ならば動作確認できるものを購入することをGamers Nexusは推奨しています。


さらに、Gamers Nexusは中古のグラフィックボードが抱える問題を特定するための簡単な方法として、「ソフトウェアを利用すること」を挙げており、オーバークロック動作時のGPUの動作温度を確かめる方法として無料のソフトウェアである「GPU-Z」の使用を推奨しています。


GPU-Zを使ってグラフィックボードの動作検証を行う場合、アイドル時だけでなく負荷がかかった状態の動作周波数をチェックすべきとGamers Nexusは言及しています。負荷をかけるには、ゲームやベンチマークアプリを複数同時に実行するなどの方法が推奨されています。


動作周波数については購入したグラフィックボードのクロック周波数およびブーストクロックを確認し、これに近い数字が出ているかを検証する必要があるというわけ。メモリの数値は基本的に固定されているので、チェックすべきはGPUのクロック周波数のみだそうです。

GPUの動作検証では温度に気を取られがちですが、Gamers NexusはGPUの温度はPCのその他の構成や、GPUを使用するタスクを開始して20分以上が経過してからの温度を測定しなければ意味がないとのこと。また、温度はグラフィックボードの経年劣化などにも依存する数値であるため、特に問題視する必要はないと言及。さらに、クロック周波数をチェックすればサーマルスロットリングが起きているかは確認できるとしています。


次に見るべきポイントは、グラフィックカードが物理的な損傷を受けているか否か。


他にも、購入を検討しているグラフィックボード用の最新ドライバーが公式サイトで配布されているか否かをチェックするのも重要です。ドライバーをクリーンアップして再インストールすることを検討している場合や、I/Oポートの不具合を修正する際など、GPUのドライバーが必要となるケースはさまざまです。しかし、既に公式サイトでドライバーが公開されていないケースもあるため、ドライバーの有無は購入前にしっかりチェックしておくことが重要というわけ。


「GPUのたるみ」は時間の経過とともに生じるもので、プレートやPCIeスロット部分の緩い取り付けなどが原因となるケースもあり、必ずしもグラフィックボードだけが原因というわけではありません。GPUのたるみによる大きな問題は、冷却機構がPCBから分離し始めるという点です。


3Dプリンターで吊り上げる用のパーツを出力したり、市販のひもなどを使ってコンポーネントを吊り上げたりもできるため、必ずしも問題になるとは限らない模様。


「封印シール」がはがされているケースも必ずしも問題にはならないそうですが、「これは明らかに悪い兆候」とGamers Nexus。グラフィックボードを解体したり、販売したりするためにシールがはがされた可能性があり、ネジも欠けているケースがあるので、シールがはがれている場合はその有無を検証することを推奨。なお、Gamers Nexusは「可能な限り封印シールをはがさないこと」も推奨しています。


他にも、円柱状のコンデンサの場合、不具合があるものは表面が膨らんでおり、正常なものは膨らんでいないため、見た目で即座に良し悪しを判断することが可能とのこと。


また、コンデンサの表面に焼け跡がついているケースもあるそうですが、「こういったものを見つける可能性は低い」とGamers Nexus。


ファンから異音がするなどの場合は、ファンを新品に交換したり、ベアリング部分に潤滑剤を入れたりすることを推奨しています。替え用のファンはインターネット上で簡単に購入できるとのことです。

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in ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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