ハードウェア

「バッテリーの過熱で火傷」が174件あったスマートウォッチ「Fitbit Ionic」がついにリコール、アメリカで100万台・その他の国で69万3000台販売されたモデル


Google傘下のスマートウォッチメーカー・Fitbitが「Fitbit Ionic」のリコールを発表しました。Fitbit Ionicはバッテリーの過熱による火傷が174件報告されており、そのうち真皮がダメージを受けるII度の火傷は4件、皮下組織までダメージが達するIII度の火傷は2件でした。

Fitbit Recalls Ionic Smartwatches Due to Burn Hazard; One Million Sold in the U.S. | CPSC.gov
https://www.cpsc.gov/Recalls/2022/Fitbit-Recalls-Ionic-Smartwatches-Due%20to-Burn-Hazard-One-Million-Sold-in-the-U-S

Voluntary Safety Recall of Ionic Smartwatches
https://help.fitbit.com/en_US/ionic.htm

Fitbit recalls 1 million Ionic watches after burn injuries | AP News
https://apnews.com/article/technology-business-health-lifestyle-burns-38e1113083c7ae4142bd75086b1ab34b

2022年3月2日、Fitbitが「Fitbit Ionic」のリコールを発表しました。リコール対象となるのはモデル番号「FB503」のFitBit Ionicで、本体背面に刻印されたモデル番号と本体自体のカラーが以下と一致していることを確認してから返品して欲しいとのこと。これらモデルの販売台数はアメリカで約100万台、その他の国で69万3000台だそうです。


米国消費者製品安全委員会の発表によると、上記のリコール対象製品を所有しているユーザーがFitbitに連絡すると、送料前払い済みの返品用送付キットが届くとのこと。この送付キットでリコール対象製品を送付すると、メーカー側が受領を確認した後に定価に相当する299ドル(約3万4600円)の返金にくわえて、一部のFitbitデバイスを40%オフで購入できるクーポンが送られてくるそうです。

今回のリコールの詳細については、以下の公式FAQを参照してください。

Ionicスマートウォッチのリコール
https://help.fitbit.com/ja/ionic.htm


Fitbitは今回の一件について、「顧客の安全は常にFitbitの最優先事項であるため、慎重を期してFitbit Ionicの自主回収を行っています」と述べつつ、「バッテリーの過熱による火傷が報告されたのは販売台数から見ると0.01%未満で、インシデントの発生件数的には非常にまれです」「他のFitbitのスマートウォッチやトラッカーには影響はありません」と説明しています。

なお、今回リコールが行われた原因は同製品の「バッテリーの過熱」であり、スマートウォッチのリストバンドなどの材質が生み出す「かぶれ」は無関係だと説明されています。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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