Apple Storeが「新型コロナワクチン接種完了後はマスク不要」の流れに追随、しかし「うそをついて入店する可能性」を指摘する声も
Appleが運営する実店舗・Apple Storeが、まもなく「新型コロナウイルスのワクチンを接種完了した来店者にはマスクの着用義務を課さない」という方針をとることになると報じられました。
Apple’s U.S. Stores, Offices to Start Dropping Mask Requirement - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-06-13/apple-s-u-s-stores-offices-to-start-dropping-mask-requirement
US Apple Stores dropping customer mask requirement on June 15 | AppleInsider
https://appleinsider.com/articles/21/06/13/apple-set-to-drop-customer-mask-requirement-for-apple-store-visits
2021年6月13日に海外メディアのBloombergが報じたところによると、アメリカのApple Storeが6月15日から、ワクチン接種を完了した来店者にマスク着用の義務を課さないという方針に切り替えるとのこと。
2021年5月14日、AppleはCOVID-19に対するプロトコルを発令し、従業員と来店者に「マスクの着用」「体温チェック」「社会的距離を保つこと」、従業員に対して「健康診断」「製品の清掃」を義務付けました。これは当時ウォルマートやコストコが行っていた「特定の店舗に限り、ワクチン接種を受けた顧客はマスク無しで来店可能」という方針とは対象的でした。
その後、2021年5月15日にアメリカ疾病予防管理センター(CDC)が「新型コロナウイルスワクチンを接種した人々の行動に関するガイドライン」を改定し、「ワクチン接種完了後は複合施設の敷地内でもマスク不要」という方針を打ち出しました。今回のAppleの方針転換は、CDCの改訂されたガイドラインに追随するものです。Bloombergによると、Appleは従業員に対し「アメリカでのCOVID-19への対応に進展がみられたため、多くの現場が次のフェーズに移行することをお知らせします。次のフェーズでは、ワクチン接種完了者へのマスク着用の義務づけがなくなり、物理的な距離制限を緩和します」と伝えているとのこと。
Appleの方針転換は、実店舗への来店者を増やし、売上を取り戻す狙いがあるとみられています。ただし、Appleは「従業員が来店者に対してワクチンを接種したかどうかを確認する必要はない」とも伝えているとのことで、海外メディアのAppleInsiderなどは「ワクチンを接種していない来店者がうそをついて入店してしまう」という危険性を指摘しています。
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