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FPSやTPSの購入専用スキンが「強すぎる」と非難を浴びることがある


フォートナイト」「Apex Legends」などに代表される近年の対戦型シューティングゲームは「基本プレイ無料」が主流であり、キャラクター・武器・アイテムなどの見た目だけを変える「スキン」の販売を主な収益源としています。しかし、一部のスキンは見た目の関係から開発者の意図とは異なる「ゲームを有利に進める」効果を発揮してしまい、「Pay to win(アイテム課金によりゲームを有利に進められる仕組み)」にあたるという批判を招いています。

How “cosmetic” DLC became “pay to win” camouflage in some online shooters | Ars Technica
https://arstechnica.com/gaming/2021/04/how-cosmetic-dlc-became-pay-to-win-camouflage-in-some-online-shooters/

ゲームの収益システムが買い切り方式から基本プレイ無料に移行する流れの中で、強力な「課金専用アイテム」を売り出すというタイトルも一時登場しましたが、対戦型シューティングにおいては「実質的に強力な課金専用アイテムを買わないと勝てなくなるため、購入を強要している」という批判が強くなりました。こうして、見た目を変更する効果しか持たず、勝敗に影響を及ぼさないスキンのみを販売対象とする方式が主流となりました。


このように、購入専用スキンは「勝敗に影響を及ぼさない」ことを前提として実装された課金アイテムです。しかし、対戦型シューティングにおいては「視認性」が勝敗に影響を与えるため、「背景に紛れ込んで見えなくなる」というカモフラージュ効果を持ってしまったスキンはゲームを優位に進める能力を有してしまっているといえます。

IT系ニュースメディアのArs Technicaが、ゲームを優位に進めてしまう効果を持ってしまったスキンの代表例として挙げているのが、2019年にフォートナイトに実装された「Plastic Patroller」スキンです。Plastic Patrollerはオモチャのゲリラ兵をモチーフにした緑一色のスキンで、木の中や草葉の陰に隠れるとほぼ見えなくなってしまったため、「強すぎる」と非難を浴びました。


こうした事例はたびたび発生しているため、ゲーム開発者はスキンを新規開発する際に特に注意を払っているはずでした。しかし新たに、基本プレイ無料の人気FPS「Call of Duty: Warzone」で、課金後に「Roze」というキャラクターをレベル100にすると解放される「Rook」というスキンが強すぎるとして話題を呼んでいます。以下が実際のRookスキン。目の周辺のフェイスペイントも含め、黒一色のスキンです。


黒自体の視認性が低い上に、マップ中に多数存在する物陰に隠れるとほぼ見えなくなります。


2021年1月に開催された「Twitch Rivals」という総額25万ドル(約2700万円)の大会でも、Rookスキンを装備したRozeオンリーのチームが現れるなど、Rookスキンが猛威を振るいました。こうした問題に対し、Jack "CouRage" Dunlop氏などの人気配信者が「Rookスキンがゲームを台無しにしている」といった声を上げた結果、2021年4月17日に開発元のRaven Softwareが「Rozeについて調整を行います」という公式声明を発表しています。

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in ゲーム, Posted by log1k_iy

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