TwitterがTweetDeckの有料化や「チップ」機能の導入を検討中
Twitterが、複数のタイムラインを見やすい形で統合する公式アプリ「TweetDeck」を有料サブスクリプションサービスにしようと検討していることが報じられています。Twitterは新しい収益獲得方法を模索しており、「チップ」機能の導入も検討しているとのことです。
Twitter Mulls Subscription Product, Tipping For Generating Revenue - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-02-08/twitter-considers-subscription-fee-for-tweetdeck-unique-content
Twitter reportedly mulls charging for TweetDeck and new advanced features - The Verge
https://www.theverge.com/2021/2/8/22272364/twitter-premium-subscriptions-tweetdeck-undo-send-tipping-ads
Twitter considers a subscription model, 'tipping' to bolster the platform | Android Central
https://www.androidcentral.com/twitter-considers-subscription-model-tipping-bolster-platform
Twitterは世界的に利用されるSNSではあるものの、同様のSNSであるFacebookとは異なり収益獲得に苦心してきました。2020年にはTwitterが新しいサブスクリプションプラットフォームとなる「Gryphon」の開発に取り組んでいることや、新しい収入源となるサブスクリプションモデルの研究していることが報じられています。
Twitterは収益増加のためにサブスクリプションモデルについて研究している - GIGAZINE
そして2021年2月8日付で海外ニュースメディアのBloombergは、Twitterが収益獲得のためのいくつかのアイデアを検討中であると報じました。
Twitterが検討中であると報じられているアイデアは複数ありますが、その1つが記事作成時点で広告なしで運用されているTweetDeckを有料のサブスクリプションサービスにするというもの。また、Twitterでフォロワーに対して独占的にコンテンツを配信し、フォロワーから「チップ」を受け入れる機能なども有料機能の一部として検討されています。加えて、Twitter投稿における「送信取り消し」や「プロフィールカスタマイズ」なども検討されているとのことです。
Twitterは購読者に対してニュースレターを開始&公開できるサービス「Revue」を2020年1月に買収していますが、Revueでは月額の購読料を設定することが可能。買収に伴いRevueの基本機能は無料で、有料ニュースレターの手数料は5%に下げられましたが、Revueの買収はTwitterがサブスクリプション導入に向かっていることの現れだとみられています。
Twitterの広報担当者はBloombergに対し、収益改善の方法を検討中であると認め、その1つの手段としてサブスクリプションが入っていると述べています。一方、議論は初期段階であり、「2021年にどのような方法を取れば収益獲得に有益かはわかりません」とも伝えています。
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