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Apple MusicやApple TV+など複数のサブスクに格安で一括加入できる「Apple ONE」が登場するという報道


Appleが「Apple Music」や「Apple TV+」、「Apple Arcade」などのサブスクリプションサービスに格安料金で一括加入できる新サービス「Apple ONE」を提供予定だとBloombergが報じました。Apple ONEは、早ければ「次期iPhone」の発売と同時に提供が開始されるとのことです。

Apple (AAPL) Readies ‘Apple One’ Subscription Bundles to Boost Services - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-08-13/apple-readies-apple-one-subscription-bundles-to-boost-services

Apple reportedly launching subscription bundles with new iPhones this October - The Verge
https://www.theverge.com/2020/8/13/21366185/apple-one-subscription-bundle-launch-october-2020-tiers-prices

Bloombergが匿名の情報筋から得た情報によると、Apple ONEには複数のプランが存在しているそうです。最もベーシックなプランでは、Apple MusicとApple TV+のセットとなっており、上位プランにはさらにApple Arcade、Apple News+、iCloudのストレージ追加容量が追加される予定とのこと。報道時点ではApple ONEはまだ計画段階とのことで、プランなどは変更される可能性があります。


また、高価格帯のプランには、Appleが開発しているというiPhone・iPad・Apple TV向けのバーチャルフィットネスサービス「Seymour」が追加される見込み。情報筋によると、SeymourはNikeなどが提供している同種のサービスに匹敵する内容とのことです。

複数のサブスクリプションサービスを一本化するApple ONEの利点は、「価格」と「ファミリー共有機能との連動」です。Apple ONEはいずれのプランにおいても、それぞれのサブスクリプションサービスに別個加入した場合に比べて月額2ドル(約210円)から5ドル(約530円)ほど割安になるとのこと。また、Apple ONEはサブスクリプションサービスを最大6人で共用できる「ファミリー共有」機能の利用者を主に想定しており、主要サービスを別個に契約した場合には月額45ドル(約4800円)かかるところが、40ドル(約4300円)以下になるとBloombergは述べています。


Appleのサブスクリプションサービスは年間売上がおよそ500億ドル(約5兆3000億円)、総売上の約18%に達しており、同社にとって近年成長が著しい部門です。新型コロナウイルスによって広告やApple Careなどのサービスが影響を受ける中、Appleはサブスクリプションサービスに注力していく予定だとみられており、Apple TVの新規購入者向けに「Apple Arcadeの1年間無料契約権を付ける」といったサービスも検討していると報じられています。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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