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テスラの自動運転システムが信号や一時停止標識で自動ブレーキをかけるように進化

by Joe Nuxoll

電気自動車メーカー・テスラの自動運転ソフトウェアに、信号機や一時停止の標識を認識して自動運転にフィードバックさせる機能が追加されたと報じられています。この機能をアクティブにすることで、信号や標識を検出するたびに自動的に減速し停止するようになるとのことです。

Tesla issues strong 'Beta' warning for new traffic light and stop sign feature - Electrek
https://electrek.co/2020/04/16/tesla-strong-warning-new-traffic-light-and-stop-sign-feature/


Teslas can now see and slow for traffic lights and stop signs - The Verge
https://www.theverge.com/2020/4/27/21238637/tesla-cars-traffic-light-stop-sign-control-feature-self-driving


今回追加された機能は、2018年12月にイーロン・マスクCEOが既にテストを行っていると言及していたもの。


信号や標識の検出機能そのものは2019年末のアップデートで搭載されていました。

テスラが完全自動運転機能をチラ見せ、車内で楽曲制作も可能に - GIGAZINE


今回のアップデートで追加されたのは、「自動運転モードが作動している時に信号や一時停止標識を認識すると、減速して停止する」という機能で、検出した情報を自動運転にフィードバックさせるというものです。

実際にこの機能を公道上で使っているデモムービーが以下。検出された信号は車内のセンターディスプレイに表示されています。



この機能は停止を示す赤信号だけでなく、青信号も検出してブレーキがかかるとのこと。運転手は信号や標識のある交差点で確認と判断をあらためて促され、交差点を通過する際にアクセルを軽く踏み直すか、自動運転モードを解除する必要があります。

テスラはリリースの中で「この機能は最初のうちは保守的で、減速することが多いかもしれません。しかし、時間が経つにつれて学習を重ね、より自然に制御できるようになります」と述べています。

ただし、歩行者が多い環境や雨、強い直射日光、特殊な交通管制下ではパフォーマンスが低下する可能性があり、踏切や横断歩道では機能しないとのこと。また、あくまでも自動運転モードは運転手による監視が求められるレベル2のままであるため、運転手はブレーキングを含めていつでもすぐに行動を起こせるように準備している必要があります。

テスラの自動運転モードはこれまで赤信号や標識を処理しない仕様上、高速道路の運転を対象としています。しかし、2019年4月には自動運転による車線変更も可能になっており、さらに今回のアップデートで信号や標識に反応できるようになったことで「一般道路での自動運転」の実現が近づいたといえます。

なお、追加された信号検出機能はあくまでもベータモードで、自動運転用ハードウェア「HW3.0」を搭載し、なおかつ有料オプションである完全自動運転に対応したテスラ車が対象。HW3.0は2019年からテスラ車に搭載されており、未搭載の古いテスラ車にも有料のアップグレードプランが提供されています。

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in ソフトウェア,   乗り物,   動画, Posted by log1i_yk

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