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テスラのモデルSが全自動運転実現へ一歩前進、ソフトウェアをバージョン7.0へアップデート


テスラモーターズの電気自動車「モデルS」は、まるでスマートフォンのようにソフトウェアをアップデートすることで新しい機能を追加することができます。モデルSソフトウェアの次期バージョン7.0では、数々の自動運転機能が追加されました。

Model S Autopilot Press Kit | Tesla Motors
http://www.teslamotors.com/presskit/autopilot

◆Autosteer(ベータ版)
Autosteer機能は、周辺の自動車の速度に合わせて車速を自動調整し、レーンからはみ出さないように維持する、いわゆる「クルーズコントロール」の最新版機能です。Autosteer機能をONにした状態で車線変更をしたい場合は、ウィンカーで変更したい方向を指示するだけで自動的にレーンチェンジしてくれる「Auto Lane Change」機能も搭載するとのこと。なお、テスラはAutosteer機能を有効にしている場合でも、ステアリングから手を離さないように推奨しています。


◆緊急時ステアリング・側面衝突警告
車体に搭載されたセンサーが、周辺に異常接近する物体を発見したときに、危険を回避したり衝突時の衝撃を和らげたりするように、緊急時にステアリングを自動的に操作したり、側面方向からの衝突の危険性をメーターパネルに警告表示したりする機能が追加されました。


◆自動パーキング機能
バージョン7.0では自動パーキング機能が追加されました。モデルSの自動パーキング機能は、駐車スペースを見つけるところからスタートするという特徴があります。自動パーキング機能をONにした状態で低速走行していると、モデルSの全長・全幅・全高に照らして駐車可能なスペースと判断した場合にメーターパネルに「P」マークが表示され、「ここ、停められるよ~」と通知してくれるというわけです。

もちろん駐車スペースを発見した後は、17インチの巨大なタッチスクリーン上に、モデルSを上から見下ろした状態で駐車スペースがガイドラインで表示され、一切操作することなく自動的に駐車してくれます。


バージョン7.0によって、モデルSはまた一歩確実に「全自動運転」に近づいたと言えそうです。


なお、モデルSの全自動運転モードについては、他のモデルSの情報を「学習」させることで実現するという構想が、イーロン・マスクCEOのツイートで確認されています。

@CatherineMotuz yes

— Elon Musk (@elonmusk)

◆追記
バージョン7.0のAutosteerモードでドライブする様子は以下のCNETのムービーで確認できます。

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in ソフトウェア,   乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

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