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トム・ハンクスが駆逐艦艦長としてドイツUボート軍団の脅威に立ち向かう映画「GREYHOUND」予告編公開


小説「駆逐艦キーリング」を元に、トム・ハンクスが脚本を担当、アーロン・シュナイダーが監督を務める戦争映画「GREYHOUND」の予告編が公開されました。撮影には実際に第二次世界大戦で使われたフレッチャー級駆逐艦「キッド」やカナダ海軍の「モントリオール」などが使用されています。

GREYHOUND - Official Trailer (HD) - YouTube


舞台は1942年、太平洋戦争のさなかの、北大西洋です。


駆逐艦「キーリング」


水兵たちが整列しています。


「主よ、守護天使たちよ、私と共に」と唱えるのは艦長のアーネスト・クラウス(演:トム・ハンクス)


そしてキーリングを静かに囲むのは、ドイツ国防軍の潜水艦「Uボート


海面からは穏やかに見えますが……


水中ではUボートがキーリングを狙っており……


一度攻撃が始まるとあっという間に戦火のさなかに。


少し時はさかのぼり、人々が浮き足立つクリスマスのホテル。


クラウスは「艦長になったんでしょう、おめでとう」と祝福を受けています。


第二次世界大戦の初期、Uボートの潜む北大西洋を横断する37隻からなる連合国輸送船団を護衛することが、クラウスの初任務でした。


トラブルが発生し、「次の5日間、君の指示でしのがなければならない。経験は?」と尋ねられ……


「これが初めてです」と答えるクラウス艦長。


その言葉で、船内に緊張が走ります。


Uボートの存在を探知し……


砲撃。


潜水艦への攻撃が成功し、つかの間の喜びが船艦に訪れますが、Uボートは水面下にまだまだ潜んでおり、戦いが終わることはありません。


攻撃につぐ攻撃。


「最前線に立つよりも危険なのは」


「目的地につくまでの戦いだ」


「目標は1つだけです、艦長」と告げられ……


静かに振り向くクラウス艦長。


そのレーダーが映し出すのは……


捉えきれていなかった大量のUボートでした。


GREYHOUNDは2020年6月12日に全米公開予定で、日本での公開日は記事作成時点で未定です。

なお、原作となった「駆逐艦キーリング」のあらすじやレビューは以下から読むことができます。

駆逐艦キーリング (ハヤカワ文庫 NV 222) | セシル・スコット・フォレスター, 三木 鮎郎 |本 | 通販 | Amazon


どうして絶版のままなんだろう

アメリカからイギリスへ向かう新旧寄せ集めの37隻の輸送船団を、たった2隻のコルヴェット艦と2隻の駆逐艦で護衛する。その護衛艦隊の指揮官が主人公で初陣のクラウス中佐。出世は遅れ気味で経験不足だけど、苦悩しながらも2日間不眠不休で船団を守り抜きます。
熱いコーヒーのうまそうなことと、時々ふっと思い出す別れた妻への未練の描写がいいです。船団護衛が主任務だから、Uボートは必ずしも撃沈しなくてもいいんだな。スピードを上げると騒音ですぐに使えなくなるソナーにもなるほどなぁと感心しました。
冒険小説として非常に評価が高いのに、どうしてこの作品が絶版のままなんだろう。著作権上の問題かな?「女王陛下のユリシーズ号」や「鷲は舞い降りた」に充分肩を並べられる一級品として、心から復刊を望みます。

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in 動画,   映画, Posted by darkhorse_log

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