ソフトウェア

MozillaがFirefoxのリリースを4週ごとに早めると発表


6週間~8週間に1回のペースでバージョンアップを行っているウェブブラウザ「Firefox」について、開発元のMozillaがリリースのサイクルを4週ごとに早めると発表しました。

Moving Firefox to a faster 4-week release cycle - Mozilla Hacks - the Web developer blog
https://hacks.mozilla.org/2019/09/moving-firefox-to-a-faster-4-week-release-cycle/


Mozillaによると、リリースのケイデンス(回転数)を上げることで俊敏性を高め、新機能をより迅速に提供していく予定だとのこと。スケジュールの変更は2020年第1四半期からで、エンタープライズ向け延長サポートリリース(ESR)については従来通りのペースから変更なしです。具体的には以下のような予定です。

FirefoxのバージョンESRのバージョンリリース予定日
6968.12019年9月3日(火)
7068.22019年10月22日(火)
7168.32019年12月3日(火)
7268.42020年1月7日(火)
7368.52020年2月11日(火)
7468.62020年3月10日(火)
7568.72020年4月7日(火)
7668.82020年5月5日(火)
7768.92020年6月2日(火)
7868.10/78.02020年6月30日(火)
7968.11/78.12020年7月28日(火)
8068.12/78.22020年8月25日(火)
8178.32020年9月22日(火)


Firefoxでは安定版をリリースする前に「Nightly」「Beta」「Developer Edition」の3つのプレリリースチャンネルを経ていますが、リリースサイクルの変更により、プレリリースチャンネルのサイクルも短くなります。このため、Mozillaではプレリリースチャンネルユーザーによるサポートが不可欠であると呼びかけています。

なお、ライバルであるGoogle Chromeの安定版リリースサイクルはおよそ6週間から8週間です。

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in ソフトウェア, Posted by logc_nt

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