ウェブサイトの直帰率を下げてコンバージョンを上げるために確認することまとめ
by Carlos Muza
ウェブサイトにおいて最終的な商品やサービスが購入されるために重要なのは「直帰率を下げること」。そのために何をすればよいのか、世界最大のWordPressリソースサイトであるWPBeginner創業者のサイード・バルヒ氏がブログに「直帰率を下げてコンバージョンを上げる方法」として記した情報を、他の直帰率を下げる方法とともにまとめました。
How to reduce bounce rate and increase your conversions | AdAge
https://adage.com/article/industry-insights/how-reduce-bounce-rate-and-increase-your-conversions/2180666
8 Ways to Reduce Your Site's Bounce Rate
https://mashable.com/2010/10/29/how-to-reduce-bounce-rates/
◆1:優先順位付けと最適化
いくつもの会社でマーケティング部門を統括してきたKevin Nakao氏によると、高いコンバージョン率を達成するには、いいウェブデザインが必須ですが、この決断はデータに基づいて行われなければなりません。理解しやすいレポートを用いると共に、Crazy Eggのようなヒートマップツールを利用して、リファラとクリックの関係を確認することも、問題を発見するための1つの方法です。
またトラフィックが週1000ビュー以下なら、大幅にデザインが異なる2つのページを用意してA/Bテストを行ってもOK。トラフィックが多い場合には、Googleが無料で提供しているGoogle オプティマイズというツールが利用できます。
◆2:コンテンツを監視する
by Patrick Brinksma
ハーバード・ビジネス・レビューによると、訪問者が直帰するか、ウェブサイトで他のコンテンツを見続けるかを決定するまでの時間は3分以内とのこと。つまり、ウェブサイトを3分ブラウジングしても価値があるものが見いだせなければ、直帰につながってしまうわけです。
コンテンツを常に監視し、刷新し、コンテンツがビジネス戦略全体に価値を加えるかを自問し続けることが大切になります。
◆3:セグメンテーションとプロファイリングを活用する
地理・言語・ブラウザ・OSといったセグメント別の直帰率をしっかりと確認することも重要。時に、直帰率の高さの原因がブラウザのレンダリングの問題であることもあります。
◆4:キーワードに注意する
メタデータを確認して直帰率が低いキーワードがあれば、そのキーワードを補強するコンテンツを作成すること。また自分のブランドやサイト名での直帰率を低くすることを目指してください。
◆5:サイトの速度を上げる
by Christian EM
Googleの調査では、モバイルユーザーの53%が読み込みに3秒以上かかるページを離れることが示されています。特にモバイルは「情報に簡単にアクセスできること」が求められるので、画像の圧縮や不要なプラグイン・アドオンの削除などを行い、複数のユーザーがアクセスしても遅延が起こらないようにCDNを利用します。
◆6:外部リンク
参照する外部ページにリンクを貼れることはウェブページの大きな利点ですが、同時に外部リンクはユーザーが他サイトへ移動してしまう導線にもなり得ます。外部リンクを最小限に抑えたり、ページの下部に貼ったりといった方法も検討すべきところ。
◆7:人をだまさない
人の注意を引くためのコンテンツは複数あり、SEOを重視した見出しを使用したくなることもありますが、直帰率を下げるためだけのコンテンツ作りを行うと、実際に消費者が探しているものがページ内になくなり、リピーターを失ってしまいます。いい第一印象を与えることは大事ですが、ウェブサイトの使命は常に「販売」「娯楽」「情報提供」のいずれかが第一であるべきです。
◆8:ソーシャルプルーフ(社会的証明)を表示する
by You X Ventures
バルヒ氏は「通販サイトなどから人が離れる場合、その人はまだ商品やウェブサイトを完全に信頼していない可能性がある」と記しています。
ウェブサイトの訪問者の信頼を得るための最善の方法の1つは、サイト内でソーシャルプルーフを示すことにあります。ソーシャルプルーフには例えばクライアントの声や、商品のレビュー、署名などが含まれます。
「これは信頼できる」という証拠がなければ、商品やサービスを購入する顧客はほとんどいません。ウェブサイトにソーシャルプルーフがあると、ブランドの信頼性を高め、「これは信頼してお金を払うビジネスだ」とユーザーを納得させることが可能になるとのことです。
なお、商品やサービスを第三者目線でレビュー&解説して信頼性を上げる方法は以下からも読むことができます。
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