エマ・ワトソンら出演で4姉妹の人生を描く映画「Little Women(若草物語)」予告編公開
エマ・ワトソンやシアーシャ・ローナンが出演する映画映画「Little Women(若草物語)」の予告編が公開されました。監督は「レディ・バード」でアカデミー賞にノミネートされたグレタ・ガーウィグで、ディテールに凝った衣装は「美女と野獣」や「アンナ・カレーニナ」のジャクリーヌ・デュランが担当しています。
LITTLE WOMEN - Official Trailer (HD) - YouTube
物語は19世紀後半のアメリカが舞台。マーチ家の4人姉妹の次女であるジョー(演:シアーシャ・ローナン)が、過去を振り返る形で進みます。
「これは私の、私の姉妹の人生の物語」
大人になり物語を出版社に持ち込んだジョーは「話は短く、刺激的でなければならない。メインキャラクターは女性で、彼女は物語の最後で結婚するんだ」と告げられます。
物語を構成するのは、美しく保守的な長女のメグ(演:エマ・ワトソン)
「マーチ家の息子」と自らを称するほどボーイッシュな性格の次女ジョー
内気ですが音楽の才能を秘めた三女のベス(演:エリザ・スカンレン)
そして生意気盛りの四女エイミー(演:フローレンス・ピュー)
エイミーは絵が得意で……
「世界で最も優れた画家になるの」と姉妹たちの前で宣言しています。
仲の良い4人はすぐにケンカしたり、仲直りしたり。
少女の頃から、ジョーは「自分自身で人生を作ること」を目標にしてきました。
しかし、未亡人のマーチおば(演:メリル・ストリープ)には「女性は結婚しないと」とたしなめられます。
「あなたも結婚していない」とジョーが返すと……
「私は金持ちだからよ」
舞踏会の場で……
ジョーは一人の男性と出会います。
建物を抜け出し、外に出て2人だけでダンス。
ジョーが天真爛漫ということもあり、「あなただけが家族の希望よ」と期待をかけられるのは四女のエイミー。
その言葉通り、エイミーは男性と結婚へ。
保守的な姉に対し、ジョーは「今すぐここを出て。私は作家に、あなたは女優になるべき。あなたの人生は舞台の上にある」と説得しますが……
メグはジョーに「あなたと私の夢が違うからといって、どちらかの夢が重要じゃないわけじゃない」と告げ、男性と結婚する選択をします。
夢と現実の間で葛藤するジョー。
しかし、作家になる夢を諦めず物語を書き続け……
ついに舞台に。
「女性には心があるけど、それと同じで考えや魂もある」
「偉大になれなれけば、何にもなりたくない」と語るエイミー。
一人静かにピアノを弾くベス。
「女性には美しさだけでなく、才能や、野心がある」
「愛だけが全てだと言われるのにはうんざり」
なお、本作は2019年12月25日に全米公開予定で、日本での公開日は記事作成時点で不明です。
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