スマホでオーダーした菓子を届けてくれる「Snackbot」をペプシコが大学でテスト中
ペプシコーラのペプシコが発表した「Snackbot」は、スマートフォンのアプリで注文したスナック菓子や飲み物を自走式ロボットが届けてくれるというもの。アメリカの大手飲料会社としては初めてとなる配達ロボットは、まずは実験的にカリフォルニアのパシフィック大学で稼働を始めています。
PepsiCo Tests Self-Driving Snack Robots at College Campus - Geek.com
https://www.geek.com/tech/pepsico-tests-self-driving-snack-robots-at-college-campus-1768180/
PepsiCo’s Self-Driving Snack Delivery Robot - YouTube
Snackbotを正面から見るとこんな感じ。自動制御のためのカメラやヘッドライトがついており、真っ暗な中や雨の日のナビゲートも可能なほか、縁石や急な坂を越えることのできる全輪駆動能力を備えているとのこと。
左右3つずつ、計6つのタイヤで自走します。また、番号が書かれた旗を掲げており、注文時にどのロボットが配達してくれるかを見分けることができます。
サイズとしては、だいたい成人男女の腰より低いくらい。画像のように、広いキャンパスの中をゆったりと走っています。
Snackbotが提供するのは、ペプシコが「外出先でより健康的なスナックや飲み物を提供する」ことを目指して2015年に始めたHello Goodnessの商品で、おいしくて健康によい飲食品で学生がより大学を満喫できるようにする狙いがあるとのことです。
注文および支払いはスマホアプリから行います。
Snackbotは1回の充電で約32kmの走行が可能で、朝9時から夕方5時まで稼働しているとのこと。まずはテストとして、約21万坪あるキャンパス内で3~5台のロボットを運用しています。注文した場所まで運んでくれるわけではないようですが、大学内の50以上のエリアを指定して受け取りができるため、広いキャンパスの中でスナックや飲み物が欲しくなったときに助かるかもしれません。
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