落書きが1億円で落札される正体不明の覆面アーティスト「バンクシー」の新作が発見される
イギリスの覆面アーティスト・バンクシーは、路上を中心に、世界の至るところに「落書き」を残している謎の人物。バンクシーの「落書き」は約1億で落札されることがあるほか、2018年11月にはオークションで落札された瞬間に絵画が自滅したこともありました。そんなバンクシーの絵画が新たに発見されています。
Banksy confirms Port Talbot 'Season's greetings' piece is his - BBC News
https://www.bbc.com/news/uk-wales-46617742
バンクシーの新しい絵画が発見されたのは、ウェールズ南部のポート・タルボット。2018年12月19日、バンクシーは作品を映した映像を「Season’s greetings(クリスマスおめでとう)」というメッセージと共にInstagramに投稿しています。
バンクシーが絵を描いたのは、Ian Lewisさんが持つ車庫の壁。Lewisさんはバンクシーのファンだったわけではなく、存在を少し知っている程度で、絵を発見した当時はそれがバンクシーによるものだとは考えなかったそうです。バンクシーが絵の存在を明かにすると、Lewisさんの倉庫には夜通し人がやってくるようになったといいます。
以下のムービーから作品の周囲の様子を見ることが可能です。
Fans gather to see Port Talbot's Banksy - BBC News
壁に描かれたスプレー画を眺める人々。
作品はブロック塀の角に描かれており、一面だけを見ると、降ってくる雪を口を開けて待ち受ける少年に見えるのですが……
別の一面には炎から灰が舞い上がる様子が描かれています。両面を合わせてみると、少年が雪ではなく灰を食べている様子がわかるわけです。
その後、絵の回りにはフェンスが建てられました。これは一時的なもので、記事作成時点では、今後の保護の方法を市とLewisさんで話し合っているそうです。
Fence is up to protect the work some believe is by #Banksy pic.twitter.com/MhyKl2btNl
— Huw Thomas (@huwthomas) 2018年12月19日
バンクシーはドキュメンタリーの中で以下のような画像を公開しており、バンクシーがInstagramに投稿を行うまでにも、この画像との類似から「これはバンクシーの作品ではないか?」と疑われていたとのこと。
なお、Lewisさんは、作品が街のためになると考えており、誰でも見られるように作品を守っていきたいという意向を明かしています。
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