Appleマップで障害発生、Apple WatchやCarPlayなどは逃げ道なく巻き添えに
Appleの「Maps(マップ)」アプリで大規模障害が発生しました。Car Playなど、Appleマップしか使えないアプリも芋づる式に地図情報が利用不能になるなど、独占的地位のアプリゆえに被害が拡大したようです。
Apple Maps has been down for hours, users unable to search for places or get directions | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2018/06/15/apple-maps-down/
Appleの「マップ」アプリに障害が発生したのは、2018年6月15日。北米を中心にマップでルート検索などを行うと「Directions not available」(経路案内は利用できません)と表示され、目的地を検索すると「No Results Found」(見つけられません)などと表示され、ローディング中を示すインジケーターが現れると30秒ほど操作不能になったようです。
デビュー当初、すかすかの表示などあまりの不出来にGoogleマップなどで代替するユーザーが続出したマップも、近年は情報も充実していましたが、この大規模障害でふたたび代替アプリの利用に切り替えるユーザーが現れたようです。
なお、単純な地図アプリの利用ではGoogleマップ、Wazeなどの代替アプリを利用して事なきを得た人も多かったものの、Apple WatchやCarPlayではマップ以外のアプリの利用は許可されていないため、マップのダウンタイム中は同じく利用不可、という状況に陥った模様。Appleのエコシステムのもろさが思わぬ形で露呈しています。
なお、記事作成時点ではマップの障害は復旧しています。
Apple - Support - System Status
https://www.apple.com/jp/support/systemstatus/
「システム状況」ページによると、マップの障害は、日本時間の2018年6月15日21時48分から6月16日2時5分まで、すべてのユーザーに影響したようです。
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