ボストン・ダイナミクスのバク宙ロボAtlasがランニングを始め、四足歩行ロボSpotMiniは徘徊し始める

ロボット開発企業のボストン・ダイナミクスの人型ロボット「Atlas」はバク宙できることで知られていますが、今度はまるで人間のような滑らかなランニングを始めました。一方、ドアを自分で開けて部屋から出ることができる「SpotMini」は、自分の判断で障害物を華麗によけて徘徊し始めています。
Atlasの優雅なランニングの様子は以下のムービーで確認できます。
Getting some air, Atlas? - YouTube

芝生の上を軽やかにランニングするAtlas。手を振り膝のクッションを使って走る様子は、人間にかなり近いレベルに到達しています。

傾斜をものともせずに駆け上がるAtlas。

落ちている邪魔な障害物に出くわすと……

得意のジャンプで飛び越えます。

そして、何事もなかったかのように歩き始めるAtlasでした。

Atlasが運動能力を向上させたのに対して、四足歩行ロボットSpotMinは、自分の判断で歩き始めています。
SpotMini Autonomous Navigation - YouTube

背中の上にカメラユニットを載せたSpotMini。前後左右に向けたカメラを使って、事前に周辺の状況をスキャン済み。

「Go」の命令で、走り始めたSpotMini。なんと、自分の判断で道を選んでいくそうです。

SpotMiniが歩き回る先々に「QRコード」が貼り付けられていますが、これは道案内のためではなく、あくまでSpotMiniのパフォーマンス測定用だとのこと。

最短経路でどんどん進むSpotMini。

ボストン・ダイナミクス社内の通路はすべて把握済み。分岐点では自分の好きな道を選び、どんどんと進んでいきます。

外に出る模様。

芝生に出ることなく、通路を歩く礼儀正しいSpotMini。

画面左には、SpotMiniが感知している壁などの垂直面が茶色で表示されています。

階段に差し掛かると……

躊躇なく上がり始めるSpotMini。

高い運動能力を見せつけるかのように危なげなく上っていきます。

階段の頂上で立ち止まるSpotMini。下りに入るようです。

SpotMiniはゆっくりと前後に反転し始めました。

階段を下りるときは後ろ向きになるようです。

踊り場で再び方向転換。

安定性の高い後ろ向きで見事に階段を下りました。

そして、再び徘徊開始。

自由に散歩します。

食堂を突っ切るSpotMini。ボストン・ダイナミクスでは日常的な光景。

通路を進み……

最終的に、多くのロボット開発者が仕事する部屋で停止しました。

ボストン・ダイナミクスのロボットたちが着々と運動性能を高めていることがよくわかるムービーでした。
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