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ボストン・ダイナミクスの新映像は「ドアノブをつかんでドアを開ける」4足歩行ロボット


2017年6月にSoftBankによる買収が発表されていたボストン・ダイナミクスが2018年2月12日、約2か月ぶりに新しい映像を公開しました。新しいものが公開されるたびに新たなサプライズを見せてくれる同社の映像ですが、今回の内容は4足歩行ロボットがドアを開けて仲間を通してあげるという内容になっています。

Hey Buddy, Can You Give Me a Hand? - YouTube


冒頭に登場するのは、黄色い体を持つ4足歩行ロボット「SpotMini」くん。ただし、この子は新しいロボットではなく2017年の時点で発表されていたものです。


てくてくと歩いてきましたが、目の前が青いドアに遮られているのに直面。


「こまったな……」と様子をうかがうイヌ……型ロボット。このへんの「演出」もボストン・ダイナミクスはお手のもの。


仕方なく、「おーい、こっち来て」とばかりに、画面の向こう側に合図を送ると……


別のSpotMiniくんが登場。体の上には、なにやら黒いアームのようなものが搭載されています。


「ふむ、こいつか」とばかりにドアに狙いを定め……


「ぐいん」と頭のようなアームのようなものを伸ばします。


そして、口のような部分でドアのレバーをがしっとくわえると……


かちゃりとドアを開けてしまいました。


そして、器用に左前足と首?アーム?でドアを支えて……


ドアを完全にオープン。


「ほらよ」といった感じで、連れあいを通してあげるイヌ。


そして自分もドアを支えつつ……


「朝飯前よ」とばかりに、足取りも軽くドアから出て行ってしまいました。


2匹がまるで意志を通じ合わせながらドアを「攻略」する様子は、まるで本当に生きている2匹のイヌがそこにいるように見えてしまうほどで、改めてボストン・ダイナミクスの技術の高さを感じてしまう内容のムービーです。同社では2017年に「バック宙」が可能で並の人間よりも身体能力が高いロボット「Atlas」を発表していましたが、それの1年前に公開されムービーではすでにドアを開けて外出する様子が収められていました。次はどのようなロボットを見せてくれるのか、SoftBank傘下のボストン・ダイナミクスの技術に思わず期待してしまいそうです。

・つづき
自分でドアを開けるボストン・ダイナミクスの「SpotMini」は人間に邪魔されても自分で考えて任務を完遂可能 - GIGAZINE

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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