ボストン・ダイナミクスの人型ロボットに自我が芽生えるパロディムービー第2弾が登場、軍事訓練を受けるも大暴走してしまう
「ボストン・ダイナミクスの人型ロボットが殴る蹴るの耐久試験についにブチ切れる」というパロディムービーを公開したYouTubeチャンネルのCorridorが、新作ムービーを公開しました。人型ロボット「Atlas」っぽいロボットが銃を持たされて軍事訓練を施される第2弾のムービーには、犬っぽい四足歩行ロボット「SpotMini」も登場しています。
New Robot Makes Soldiers Obsolete (Bosstown Dynamics) - YouTube
いかつい格好の男性スタッフに連れられて、人型ロボットが登場。ムービーの右下の透かしは「ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)」ならぬ「Bosstown Dynamics」になっています。
人型ロボットに拳銃が渡され、射撃訓練がスタート。
しかし、ただ標的を撃つばかりではありません。ホッケースティックで突かれたり、叩かれたり……
さらには背後からキックされるなどの妨害が入ります。
前のめりに倒れてしまっても、くるりとあおむけに反転して標的を撃ち抜くロボット。
耐久試験はどんどんエスカレートしていきます。ぐるぐる回転させて目を回させてから……
ボールをぶつけられつつ、ずらりと並んだ標的を正確に射撃。
横倒しのタンクに足を取られて、盛大に地面にたたきつけられた時には、さすがにスタッフが駆け寄りますが……
「動き始めたのでヨシ!」
訓練は耐久力だけでなく、判断力も問うものに変化。標的の前にスタッフが立ちはだかると、きちんと射撃をストップします。
撃たれないと見るや、スタッフがロボットに飛び蹴り。
さらにライフルを取り出してロボットの足元を撃ちまくったり……
ロボットに銃口を向けて詰め寄ったりしながら、プレッシャーをかけていきます。
プレッシャーを耐え抜き、スタッフが目の前からいなくなるのと同時に射撃。
しかし、さすがに耐えかねたのか、撃ち終わるのと同時にそばにあったテーブルをひっくり返してしまいました。
続いて、マネキンと同じ格好をした人間を見分ける訓練がスタート。相変わらずホッケースティックで殴られる妨害を受けつつも、奥のマネキンだけを正確に射撃していきます。
ここで新しい妨害手段としてハチが投入。
ハチにたかられつつもクリア。
続いては顔が見えない状態で人間とマネキンを見分けることを迫られます。あわやスタッフを撃ちそうになりますが……
マネキンを銃撃。もし間違えたらスタッフの頭が吹き飛んでしまうことになるので、人間の方も命懸けです。
そして最後のテストでロボットが引き合わされたのは……
「SpotMini」っぽい四足歩行ロボットです。
銃が投げ渡され、撃てとの指示が出ます。
反転して逃走を図りますが、阻止されて四足歩行ロボットの前に戻されてしまいました。
「やれ」
無邪気に歩み寄ってくる四足歩行ロボットを前に、人型ロボットがとった行動は……
スタッフを銃撃して、その隙に四足歩行ロボットとともに逃走することでした。
砂ぼこりを上げて走り去るロボットに、追っ手を手配する無線やヘリコプターのローターの音が迫るところでムービーは終了です。
2019年時点では、このムービーに登場するような人型の軍事ロボットは存在していませんが、アサルトライフルを装備した軍用ロボットは既に開発されており、実戦投入を待つばかりとなっています。
銃を撃ちながら戦場を走り回って自爆する軍用ロボットをイラン陸軍が開発 - GIGAZINE
・関連記事
500万回以上再生されたボストン・ダイナミクスのロボがついに人類へ反撃を開始するパロディムービー - GIGAZINE
銃を撃ちながら戦場を走り回って自爆する軍用ロボットをイラン陸軍が開発 - GIGAZINE
ロボットが街中を歩くCG映像がリアル過ぎて本物だと信じてしまう人が続出 - GIGAZINE
もはや「中に人が入っている」としか思えない華麗なジャンプを魅せるボストン・ダイナミクスのロボット「Atlas」 - GIGAZINE
「キモい」と話題になった四足歩行ロボット「SpotMini」が量産へ、一体何に使われるのか? - GIGAZINE
「ロボットだって生きてるんだ!」とロボット虐待をやめるよう訴えるムービーが公開中 - GIGAZINE
最新鋭の人型ロボット「アトラス」が淡々と雑用をこなすムービー - GIGAZINE