自動販売機のミニチュアや東京の地下鉄路線図を使って遊べる「TOKYO JIDOHANBAIKI」「TOKYO METRO」「TOKYO JUTAKU」
「TOKYO JIDOHANBAIKI」「TOKYO METRO」「TOKYO JUTAKU」は、東京の自動販売機・地下鉄・家屋をモチーフにしたボードゲームです。街中にある自動販売機や瓶ケースの模型、東京の地下鉄の地図など、日本に住んでいるとなじみのあるアイテムがそのままゲーム中に利用できるアイテムとして収められています。
Dark Flight Games
http://www.darkflightgames.com/
以下のムービーを見ると、「TOKYO」シリーズが実際にどんなデザインのゲームなのかを確認できます。
SPIEL17: Dark Flight Games Update - YouTube
デザイナーのジョーダン・ドレパーさんは日本での居住経験があり、自身のサイトにも日本の文化について日本語で語るページを掲載しています。そんな彼が愛する日本の文化をゲームにしたいと考えて作ったゲームが「TOKYO JIDOHANBAIKI」「TOKYO METRO」「TOKYO JUTAKU」です。
「TOKYO JIDOHANBAIKI」は日本の自動販売機と飲み物をモチーフにしたゲームです。
ゲームの同梱物で特に目を引くのが、この白い自動販売機のミニチュアです。自動販売機は上から瓶を入れることもできます。
カラフルなペットボトルと瓶ケースのミニチュアも付属しています。
「TOKYO JIDOHANBAIKI」では20種類以上のプレイルールが用意されていて、そのゲームデザインには日本人を含めたさまざまな国のデザイナーたちがゲスト参加しています。どのルールもプレイ時間は5分から10分程度となっていて、ゲームのタイプは幅広く、どんな状況や人数でも楽しめるように設計されているとのこと。
「TOKYO METRO」は東京の地下鉄をモチーフにしています。プレイ人数は4人まで、プレイ時間はおよそ60分~90分を想定した、本格的な経営&投資シミュレーションゲームです。
プレイヤーは投資家となって、地下鉄の駅を発展させます。そして地下鉄を利用するサラリーマンたちを効率よく動かしながら、より多くの資金を稼ぐことを目指します。
ゲームで使う地図には、「AOYAMA ITCHOME(青山一丁目)」「ROPPONGI(六本木)」「AKASAKA-MITSUKE(赤坂見附)」など、実際に東京に走る地下鉄の駅名が書かれており、ラインカラーも本物と同じ色が使われています。
「TOKYO JUTAKU」はさまざまな形をした木製のパーツを、建築予定地からはみ出ないように、かつ条件に合うように素早く組み合わせるというパズル要素のあるゲームとなっています。プレイ人数は8人までに設定されています。
カードに書かれているのは建設予定地で、「狭い土地に小さな家が窮屈に建つ」という日本の住宅事情がゲームで再現されています。「Ueno(上野)」「Shibuya(渋谷)」「Shinjuku(新宿)」など、実在する地名も一緒に書かれています。
「TOKYO」シリーズの3種類はそれぞれ独立して遊ぶことも可能ですが、組み合わせて遊ぶこともできます。例えば以下の画像は「TOKYO JIDOHANBAIKI」と「TOKYO JUTAKU」を組み合わせて遊んでいる様子です。
「TOKYO」シリーズは現在製品化を目指してKickstarterで出資を募集しています。目標額の2万1000ドル(約230万円)に対して、記事作成時点で10万ドル(約1100万円)を超える額が既に集まっています。35ドル(約3900円)以上の出資で「TOKYO JIDOHANBAIKI」か「TOKYO JUTAKU」のどちらか好きな方を1つ、45ドル(約5000円)以上の出資で「TOKYO METRO」を1つ、99ドル(約1万1000円)以上の出資で「TOKYO」シリーズ3種全ての入手が約束されています。なお日本への配送も行われ、15ドル(約1700円)の送料が別途必要となります。また製品版ではルールブックや一部の内容物は日本語に翻訳されるとのことで、英語が読めなくても安心して遊ぶことができます。
なお、このプロジェクトは2018年2月5日(月)午前5時まで出資を受け付けており、以下のリンクから支援することが可能です。
TOKYO SERIES: JIDOHANBAIKI, METRO, & JUTAKU by Jordan Draper — Kickstarter
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