ゲーム

90cmのUボート模型と潜望鏡アプリを使った本格的な潜水艦シミュレーションボードゲーム「UBOOT:The Board Game」


ドイツでは潜水艦のことをUnterseeboot(ウンターゼーボート)と呼び、その略称である「Uボート」は特に第一次・第二次世界大戦時のドイツ海軍の潜水艦を指します。Uボートは1981年公開の「U・ボート」や2000年公開の「U-571」など映画の題材にも扱われるほど人気がありますが、このUボートを題材にし、なんと模型のUボートを使ってプレイするボードゲームが「UBOOT:The Board Game」です。プレイ人数は1人~4人、プレイ時間は30分から120分を想定されています。

UBOOT:The Board Game(@UbootBoardGame)さん | Twitter
https://twitter.com/ubootboardgame


「UBOOT:The Board Game」がどういったゲームなのかは以下のムービーを見るとよく分かります。

UBOOT: TBG - Kickstarter Trailer (launch: 22 January) - YouTube


「UBOOT:The Board Game」で一際目を引くのが巨大なUボートの模型。Uボートの模型は72分の1というスケールで、全長は90cmもあり、単なる雰囲気作りのアイテムではなく、ゲームで使う紙製のボードとなっています。


Uボートは3分割できるようになっているので、取り扱いも簡単です。


そのボードに配置するのが、樹脂粘土で精巧に作られた乗組員のフィギュアで、ゲームの状況に応じて、Uボートの内部に配置します。


プレイヤーは、船長・副長・航海長・機関長という4種類の役職のどれかについて、協力しながら任務達成のために尽力します。例えば船長は海上任務を達成するために戦略を練り、同時に乗組員の士気を保つという役割があります。


機関長はエンジンやスクリューなど、技術的な部分を一手に引き受ける仕事で、圧力の調整や整備を行います。プレイヤーに配られる機関長のプレイヤーボードには、圧力計のメーターが見えます。


航海長はさまざまな状況を戦術的に分析する役目にあります。


海図の上に定規や分度器を使って線を引き、おおまかな航路を決定します。


さらに敵が現れた時に潜水艦をどのように動かし、攻撃するかという戦術を練る必要があります。航海長のプレイヤーボードには戦術ボードがついているのが見えます。


副長には乗組員の健康を維持する役割もありますが、ソナーで敵の位置を把握する、潜望鏡で潜水艦の周囲を見張るなどの重要な役割があります。


潜望鏡はiOS版・Android版・PC版でそれぞれアプリが用意されています。スマートフォンやPCを使って索敵を行い、情報を共有し、勝利と任務達成を目指します。またアプリからはドイツ語音声や効果音が流れ、ゲームの雰囲気をさらに盛り上げます。


PHALANX社は「UBOOT:The Board Game」の製品化を目指して、Kickstarterで出資を募集中です。目標額は6万5000ポンド(約1000万円)としていますが、記事作成時点で既に42万ポンド(約6500万円)を超える出資が集まっています。65ポンド(約1万円)以上の出資を行った場合、特典として「UBOOT:The Board Game」の入手が約束されています。配送開始は2018年12月を予定していて、日本へ配送を行う場合は30ポンド(約4700円)の送料が別途必要になります。

また追加で出資することで、ゲームで使えるアイテムをつけることも可能です。ゲーム中で災害をあらわすフィギュアを12ポンド(約1900円)で、ゲーム中で航海長が使う木製のより本格的な分度器・定規・鉛筆が10ポンド(約1600円)で、またプレイに使える大きなプレイマットを12ポンド(約1900円)でつけることができます。他にもPHALANX社が出しているゲームを8ポンド(約1200円)から同時に入手することが可能です。


「UBOOT:The Board Game」は、日本時間で2018年2月15日(木)14時まで出資を受け付けており、下記のリンクから出資することができます。

UBOOT The Board Game by PHALANX — Kickstarter

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in ソフトウェア,   動画,   アニメ, Posted by log1i_yk

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