Google Chromeは1年で15％高速化し電力消費も劇的に低下している

Richard Liu

Googleのブラウザ「Chrome」は、ノートPCのバッテリーを最も減らすブラウザであることがMicrosoftの調査で判明したのですが、Googleは最新版のChrome 53は1年前と比べてバッテリー消費が劇的に低下し、速度も高速化していると公式ブログで見解を述べています。

Chrome: Faster and more battery-friendly
https://blog.google/products/chrome/chrome-faster-and-more-battery-friendly/

Google Chromeはバージョン「53.0.2785.89」を2016年9月1日にリリース。最新版ではバックグラウンドで稼働するFlashをブロックし、HTML 5を使用するなどの変更点がありました。Googleの公式ブログによれば、最新版では動作速度が向上しており、1年前と比べるとデスクトップ版とAndroid版の両方で15％高速化しているそうです。

また、Chromeはバッテリーの消費を減少させる取り組みにを積極的に行っており、以下のムービーのように2015年10月にリリースされたWindows版のChorme 46とChrome 53でVimeoの動画をSurface Bookで再生してどちらがバッテリーを長持ちさせられるか、という検証を行っています。

Chrome 53: Battery Life Improvements - YouTube

Vimeoの動画を2時間再生させたところからスタート。

Chrome 46で再生していたSurface Bookは8時間27分でバッテリーが空っぽに。

Chrome 53は再生時間が9時間を突破。

最終的にChrome 53で再生していたSurface Bookは10時間39分でバッテリーを全て消費。Chrome 53はバッテリーをChrome 46より2時間12分長持ちさせることができました。