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独占禁止法訴訟でFTCと農機具メーカーのディア・アンド・カンパニーが和解、農家や修理業者に10年にわたって部品や情報を提供


アメリカの連邦取引委員会(FTC)が、有名農機具ブランド「ジョン・ディア」などを展開するディア・アンド・カンパニーとの間で和解が成立したことを発表しました。両者は消費者の「修理する権利」をめぐって争っていました。

FTC, States Secure Settlement with Deere & Company, Advancing Farmers’ Right to Repair | Federal Trade Commission
https://www.ftc.gov/news-events/news/press-releases/2026/07/ftc-states-secure-settlement-deere-company-advancing-farmers-right-repair

ディア・アンド・カンパニーはイリノイ州に本拠を置く農機具メーカーで、「ジョン・ディア(John Deere)」ブランドなどで知られます。

ジョンディアアジア | 日本向け製品・サービス案内
https://www.deere.asia/ja/


FTCはイリノイ州、アリゾナ州、ミシガン州、ミネソタ州、ウィスコンシン州の司法長官とともに2025年1月、「農家や、農家にサービスを提供する独立系の修理業者に対し、トラクターなど農機具の修理を違法に制限した」として、ディア・アンド・カンパニーを相手取って独占禁止法の訴訟を起こしました。

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FTCは「ディア・アンド・カンパニーは認定ディーラーにはサービスソフトウェアツールを提供しているのに、農機具を所有する農家や独立系の修理業者には完全版のツールを提供していない」と主張。一方、ディア・アンド・カンパニーは「サービスツールの配布は反競争的行為ではなく、直接サービスを提供しているわけではないので独占にはあたらず、訴訟には根拠がない」と反論していました。


和解により、ディア・アンド・カンパニーは以下の要求に応じることになります。

・農家および独立系の修理業者に対して、ディア・アンド・カンパニーの認定ディーラーに提供している内容に相当する修理部品を、公正かつ合理的な条件で提供すること。電子部品故障コードの読み取りやリセット、新規パーツとのペアリングを含む電子部品のリプログラミング、排気ガスによるシャットダウン後のマシン再起動、技術マニュアル閲覧や検索をはじめとした情報の提供を含む。


・ディア・アンド・カンパニーが認定ディーラーの半数に今後発売される機器の修理部品を提供した時点で、農家および独立系修理業者に対して同様の、あるいは合理的に修理に必要な当該部品を提供すること。

・認定ディーラーに対し修理部品の提供情報を周知して、ディーラーの修理サービスを使わずに部品だけ購入・利用する農家や独立系修理業者への差別や報復を行わないよう指示すること。

・一般市民やディア・アンド・カンパニー製品を使う農家、独立系修理業者、認定ディーラーに対し、今回の和解内容とディア・アンド・カンパニーの修理部品の提供情報を周知すること。

和解の有効期間は10年間で、ディア・アンド・カンパニーが和解条項に違反した場合、延長される可能性があるとのことです。

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in ハードウェア,   ソフトウェア,   乗り物, Posted by logc_nt

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