創業250年の老舗茶屋が作る夏季限定の本場の宇治金時「宇治しのぶ」
天明元年(1781年)から250年以上にわたって格調高い本場の宇治茶葉を提供している京都・宇治の老舗茶屋が「赤門茶屋」です。そんな赤門茶屋では夏季限定で伝統的な茶葉を使った本場の宇治金時「宇治しのぶ」を提供しているとのことなので、老舗の茶屋が作るかき氷は一体どんなデザートになっているのか、実際に食べに行ってきました。
赤門茶屋
http://www.akamon-chaya.com/index.html
赤門茶屋 (宇治) - 宇治/日本茶専門店 [食べログ]
http://tabelog.com/kyoto/A2607/A260701/26002503/
赤門茶屋の住所は「京都府宇治市宇治蓮華21」。京阪線宇治駅から徒歩6、7分のところにあります。
京阪宇治駅に到着。
宇治橋をわたって赤門茶屋を目指します。
世界遺産である平等院の入り口を見つけたら参道を通っていきます。
平等院の手前あたりで赤門茶屋を発見。周囲の風景になじんだ店構えです。
お店の前には「本場の宇治金時」と書かれた張り紙がありました。
「抹茶生ビール」なるものも。
というわけでお店に入って席に着きます。席には茶屋らしく急須が置かれており、店内にはほうじ茶らしき香りが漂っていました。
風情感じるメニューを見てみると、極上の玉露と団子が楽しめる茶団子セット(税込1300円)や……
お目当ての「宇治しのぶ」(税込800円)を発見。当日の京都は35度を超える猛暑だったので、たまらず冷たいかき氷を注文しました。
待っている間、サービスでアイスグリーンティが提供されました。お土産として販売しているお茶っ葉と同じものを使ったグリーンティで、上品な渋みとキリっとした冷たさで生き返ったような気分になれます。
店内の作りは創業250年の歴史と現代風のデザインが融合したようなモダンな雰囲気。
購入可能なお茶器やお茶っ葉も並べられています。
お店を見回していると宇治しのぶが到着。
てっぺんには金時(小豆)がどっさり。
氷はこんな感じで、抹茶のシロップがたっぷりかかっています。
iPhone 5sと比べてみると、かなり巨大なかき氷であることがわかります。
さっそく氷をひとくち。まず感じるのは、驚くほどかぐわしい宇治茶葉の香り。最近は抹茶やグリーンティーを使ったスイーツが増え、それなりに本格的なものが食べられますが、「本場の宇治金時」である宇治しのぶの香りは明らかに別格。甘みの中にほんのり苦みがあり、氷はシャリっとした食感が残る部分と、舌にのるとふわっと消えていく部分と2つの食感が混在していました。
抹茶シロップは甘さ控えめなので猛暑の日でもパクパク食べられるのですが、金時をのせて食べると濃厚な甘みも楽しめます。
食べ進めていくと、中から白い部分が露出してきました。
白い部分はアイスクリームで、宇治抹茶の風味とよく合います。なお、氷がモリモリで「土砂崩れ」が起きやすくなるので、お皿の外に氷が流出しないよう注意が必要です。
白玉が入っていても合いそうですが、シンプルだからこそ存分に宇治茶の風味が感じられるかき氷となっています。
なお、混んでいなければ食べている間に、赤門茶屋の店主の方が宇治のことや使用している宇治茶葉について詳しく説明してくれます。8月8日(土)~9日(日)は宇治に特殊メイクで仮装したオバケが集まるあをろしきお化け街道というイベントが開催予定とのことなので、肝試しの後にかき氷というのも良いかもしれません。赤門茶屋は毎週木曜日が定休で、営業時間は10時~18時。他にも不定休があるので気になる人は事前確認しておいた方が無難です。
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