メモ

同性愛者から反発されていたMozillaのCEOが就任から10日ほどで辞任

By badubadu

2014年3月24日にFirefoxで知られるThe Mozilla Foundationの新CEOに就任したブレンダン・アイク氏ですが、就任から10日ほどでCEOを辞任することを発表しています。

Brendan Eich Steps Down as Mozilla CEO | The Mozilla Blog
https://blog.mozilla.org/blog/2014/04/03/brendan-eich-steps-down-as-mozilla-ceo/



アイク氏はCEO就任前までThe Mozilla Foundationの最高技術責任者を務めていたこともあり、経営だけではなく技術の面からも同社を発展させることが期待されていました。しかしながら、過去に反同性愛団体に寄付をしていたアイク氏のCEO就任を受けて、同性愛者のFirefoxアプリ開発者が公開中のアプリを削除し、The Mozilla Foundationの社員はCEO就任に反対する文書を提出、さらに幹部メンバー3人が辞職する、という騒動が勃発。

そして、2014年4月2日、さらにアイク氏を追い込む事実が発覚します。The Guardianによると、アイク氏は1992年に共和党からアメリカの大統領選挙に立候補していたパット・ブキャナン氏に1000ドル(約10万円)、1996年に共和党議員のロン・ポール氏に2500ドル(約26万円)の寄付金を譲渡していたとのこと。

By 401(K) 2012

The Guardianは同日、CEO就任以来初となるアイク氏のインタビューを実施。アイク氏はインタビュー内で「私個人の信念に関する事は話したくありません。それは私が15年間ずっとThe Mozilla Foundationと切り離してきたことです。それが会社と関係があるとは思いません」と述べ、「今回の騒動が原因でCEOの座から降りる」という考えはない、と表明していました。

インタビューの最後には「私はThe Mozilla FoundationのCEOに最適な人物だと信じており、職務を全うしていきます」と発言していたアイク氏ですが、その翌日にThe Mozilla Foundationがアイク氏の辞任を発表。アイク氏の後任は現在選定中とのことです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
FirefoxをリリースしているMozilla財団は収益の90%をGoogleに依存 - GIGAZINE

同性愛者のFirefoxアプリ開発者がMozillaの新CEOに反対してボイコットした理由とは? - GIGAZINE

Firefox上で広告を表示させるプロジェクトを開発元のMozillaが開始へ - GIGAZINE

Firefox OSをリリースしFirefoxは88%高速化、15周年を迎えたMozillaの2013年ハイライト - GIGAZINE

Googleが新レンダリングエンジン「Blink」発表、Mozillaはモバイル向けエンジン「Servo」発表 - GIGAZINE

in メモ,   ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.