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Appleはスマートホーム制御やAIによるアプリ操作が可能な「6インチの壁掛けディスプレイ」を開発中、早ければ2025年3月までに発表されるかも

by Jeremy

Apple関連の情報に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者が、「Appleが新しい製品カテゴリーとして、壁掛け型のAIディスプレイデバイスの発表を2025年3月に予定している」と報じています。コードネーム「J490」と呼ばれるこの製品はスマートホーム向けのコントロールセンターとして機能し、新しいApple IntelligenceプラットフォームとSiriを活用する予定だそうです。

Apple Home Hub Detailed: Apple Intelligence, HomeOS, Square iPad-Like Design - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-11-12/apple-home-hub-detailed-apple-intelligence-homeos-square-ipad-like-design


Apple reportedly releasing a wall-mounted smart home tablet in 2025 - and yes, it does AI | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/11/12/apple-reportedly-releasing-a-wall-mounted-smart-home-tablet-in-2025-and-yes-it-does-ai/

ガーマン記者によれば、J490は約6インチのスクリーンを備えた正方形型のiPadのような外観で、だいたいiPhone2台を並べたサイズになるとのこと。ボディカラーはシルバーとブラックの2色展開で、カメラや充電式バッテリー、内蔵スピーカーを搭載。ガーマン記者は、「価格は競合製品に近い水準になる見込みで、より高価な次世代モデルではロボットアームで画面を動かせる機能も計画されている」と述べています。

Apple初のスマートホームディスプレイはiMac G4のようなデザインになるとの報道 - GIGAZINE


このJ940は「Pebble」というコードネームで呼ばれるOSを搭載しており、インターフェースはwatchOSとiPhoneのスタンバイモードを組み合わせたようなデザインになるそうです。主な機能は、スマートホーム機能による家電の制御、Siriとの対話、FaceTimeによるビデオ通話、インターコム機能など。

他にもウェブブラウジングや音楽再生もアプリで可能になったり、メモやカレンダー情報にアクセスしたり、写真のスライドショーを映し出したりが可能になるそうです。ただし、App Storeのようなプラットフォームからサードパーティー製アプリをインストールする仕組みについては検討されていたものの、初期バージョンでは少なくとも実装が見送られるとのこと。


さらに、人がどれだけ近くにいるかをセンサーで判断し、距離に応じて機能を自動的に調整するシステムも開発されている、とガーマン記者。例えば、ユーザーが数メートル離れた場所にいる場合はディスプレイに室温などを表示し、ユーザーが手の届く範囲に近づくと室内のエアコンを調整するパネルに切り替わるそうです。また、ガーマン記者が匿名の関係者から聞いたところによると、J940はSiriとApple Intelligenceをこれまでにない方法で活用できるように設計されており、Apple Intelligenceで強化されたSiriに音声操作でアプリを操作させることも想定されているとのこと

AppleはHomePodやHomePod miniなどでスマートホームハブ機能を持つデバイスをリリースしていますが、ディスプレイ付きのものは初めてとなります。J940はさまざまなアタッチメントが用意されており、その中には壁に固定できるようにするものもあるとのこと。

by Jo Zimny Photos

なお、Appleは今後スマートホーム事業により注力すると言われており、2026年には独自のスマートホーム対応IPカメラを発売する可能性も報じられています。

Appleが2026年にAI機能を搭載した独自のスマートホームカメラを発売する可能性 - GIGAZINE

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in ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by log1i_yk

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