シャープがAndroidスマートフォンのラインナップをさらに拡充へ
NTTドコモやKDDI、ソフトバンクモバイルなどの各社が今年に入って続々とAndroidスマートフォンを発表しているほか、先日高解像度液晶や高画質カメラを搭載し、最新となる「iOS4」の採用で更なるパワーアップを遂げた「iPhone 4」が発表されるなど、にぎわいを見せているスマートフォン市場ですが、国内最大手となる携帯電話メーカーのシャープがさらにAndroidスマートフォンを拡充する方針であることが明らかになりました。
詳細は以下から。
アップルとグーグル、スマートフォンで火花:日刊工業新聞
日刊工業新聞社の報道によると、Appleの「iPhone」が好調を維持し続ける中、Googleの携帯電話向けOS「Android」を採用したスマートフォンが急速に追い上げており、スマートフォン市場で「Apple 対 Googleと携帯電話メーカー連合」の構図が形成されつつあるそうです。
そしてシャープはNTTドコモとKDDIに夏商戦向けモデルとしてAndroidスマートフォン「LYNX(SH-10B)」「IS01」を供給するのに加えて、2010年度下期にはさらにAndroid製品群を拡充する方針で、来夏に中国でスマートフォンを投入する準備も始めているとのこと。
また、NECと日立、カシオが合弁している携帯電話メーカーの「NECカシオモバイルコミュニケーションズ」も、年内にAndroid端末を海外市場へ投入するとされています。
なお、シャープからAndroidスマートフォン「IS01」の供給を受けたKDDIは発表会において、同社のAndroidスマートフォン第2弾はスマートフォンが持つオープンで自由なサービスと、従来の携帯電話が持つワンセグやFelica、使いやすさを兼ね備えたモデルになることを告知していますが、第2弾についても開発はシャープが手がけることになるのでしょうか。
KDDIが発売する予定のAndroidスマートフォン第2弾のコンセプト。
ちなみにシャープはハイビジョン3D動画を撮影可能にするスマートフォン向けカメラモジュールを5月に発表していますが、このモジュールを自社製スマートフォンに搭載するのかどうかといったことや、採用されるAndroidのバージョンが従来の2~5倍にあたる高速動作を可能にする「Android 2.2」となるのかどうかについてなども気になります。
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