モバイル

ソニーやシャープ、東芝に続いて国内メーカー各社が2011年にAndroidスマートフォン複数機種を発売へ


4月にリリースされたソニーの「Xperia」を皮切りに、シャープが「IS03」「GALAPAGOS 003SH」「LYNX 3D」、東芝が「REGZA Phone IS04」「REGZA Phone T-01C」などのAndroidスマートフォンを2010年冬春モデルとしてリリースしていますが、2011年には他の国内メーカーも参入する意向であることが次々と明かされました。

海外メーカーと比較して出遅れた感が否めない国内メーカーですが、従来の音声端末(フィーチャーフォン)で培ってきたノウハウが生きたスマートフォンはリリースされるのでしょうか。


なお、上記の画像は事前購入宣言を行ったユーザーが17万人を超えるなど、驚くべき人気を誇るKDDIのAndroidスマートフォン「IS03」です。

詳細は以下から。
NECカシオ「高機能」本腰 スマートフォン、来年度国内投入 - SankeiBiz(サンケイビズ)

産経新聞社の報道によると、NECカシオモバイルコミュニケーションズは2010年度下期中にAndroidスマートフォンを北米市場に投入し、2011年度には国内に複数機種を投入することで、国内外で本格展開する方針を明らかにしたそうです。

NECカシオモバイルコミュニケーションズは2010年6月にNECとカシオ、日立の携帯電話事業が統合する形で発足しましたが、同社社長の山崎耕司氏はスマートフォンの展開について「出遅れている」と認めた上で、「統合で可能になった商品バリエーションで巻き返したい」と述べたとのこと。また、AppleのiPadのようなタブレット端末を準備していることも明かしています。

ちなみにNECは「クラウド」に注力しており、カシオは衝撃に強い「G'z Oneケータイ」やデジタルカメラ「EXILIMケータイ」などをリリースしているほか、日立も薄型テレビ「Wooo」のノウハウを携帯電話に採用するなど、それぞれが個性ある携帯電話を手がけているため、「高画質映像を楽しめる耐衝撃スマートフォン」といった面白いモデルが登場することにも期待したいところです。

また、以下の朝日新聞社の報道によると、パナソニックモバイルコミュニケーションズも2011年度中に2機種以上のAndroidスマートフォンを発売すると発表しており、2012年度には同社が発売する携帯電話端末の半分をスマートフォンにするとしています。

asahi.com(朝日新聞社):パナソニックもスマートフォン市場に名乗り 来年度発売 - ビジネス・経済

なお、パナソニックとNECはNTTドコモのFOMA端末の開発などで協業していますが、スマートフォンの開発においても協業することになるのでしょうか。

市場がスマートフォンへとシフトしていく中で、iPhoneだけでなく、「HTC Desire(HTC製)」や「GALAXY S(Samsung製)」といった海外端末が国内市場に本格的に参入をはじめている現状を考えると、国内メーカーの今後はスマートフォンの潮流にどれだけキャッチアップできるのかという部分にかかっていると思われます。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ソニーの新型スマートフォン「Xperia X12」とされる写真が一挙公開、最新のAndroid「Gingerbread」に対応へ - GIGAZINE

KDDIがスマートフォンを積極展開へ、今後新機種の半数程度はスマートフォンに - GIGAZINE

WiMAXと3Gの両方に対応した高性能Androidスマートフォン「HTC EVO 4G」に新型が登場する可能性 - GIGAZINE

次世代高速通信「LTE」に対応したAndroidスマートフォン「HTC Mecha」とされるモデルの写真が登場 - GIGAZINE

in モバイル, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.