映画

行きすぎたファンの姿?「ハリー・ポッター」界隈で起きた事件いろいろ


映画「ハリー・ポッター」シリーズの最終作である「ハリー・ポッターと死の秘宝」の前編の公開が本日・11月19日(金)から始まりました。第1作目である「ハリー・ポッターと賢者の石」から数えて9年、「死の秘宝」後編まで考えると10年がかりでのシリーズ完結ということで、ファンの中にはやっとラストが見られるのかとワクワクが止まらない人も多いのではないでしょうか。

しかし、気分が高ぶりすぎてどうにも止められなくなってしまう人もいるようで、過去には暴走したファンによる事件がいくつか発生しています。作品を愛するのはとてもいいことだと思いますが、やりすぎにはご注意を。

詳細は以下から。
マルフォイを養子に

ハリー・ポッターのライバル的なキャラクターであるドラコ・マルフォイを演じているトム・フェルトンは、作品の大ファンから養子にならないかと誘われました。この男性は「マルフォイ」に改名しており、フェルトンを「ドラコ」という名前で引き取って「ドラコ・マルフォイ」として育てようとしていたようです。法的な書類もフェルトンの両親のもとに送っていたそうですが、もちろんフェルトンの母親が丁重に断ったのだとか。このエピソードはcinemacafe.netのトム・フェルトンへのインタビューの中でも語られています。

ヘドウィグを欲しがる


ヘドウィグといえばハリーが魔法学校入学時にハグリッドからプレゼントされた白フクロウで、手紙の運び人として大活躍しています。しかし、ヘドウィグが活躍しすぎたせいか、インドではフクロウ狩りビジネスが活発化してしまったそうです。元記事では、J.K.ローリングはヘドウィグをフクロウではなくてハトにすべきだったとコメントしています。

ハーマイオニーのアイコラ作成

ハーマイオニー・グレンジャーを演じるエマ・ワトソンの顔を児童ポルノ写真に合成してアイドルコラージュ (アイコラ)を作ったとして男が逮捕されました。男が作成したアイコラは約2000枚で、罪に問われたものの、刑務所は免れたそうです。ちなみに、アメリカでは表現の自由としてアイコラを含めたコラージュ作成が認められているそうですが、日本では肖像権の問題があり、女性タレントのアイコラ制作で有名だった制作者4名が逮捕された2005年以降はアイコラを扱うサイトや掲示板の多くが閉鎖しています。

ハーマイオニーをストーキング

現在、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンはブラウン大学に通っていますが、ハーバードの学生集団がストーキングを行って警官に見つかるということがありました。両校はアイビー・リーグという大学連盟に加入していますが、フットボールの試合などで一緒になると「行こうぜ、ハーマイオニー!」「エマ・ワトソン見っけ!」などの声が飛び、女優としての評判から離れるために大学に通っているエマを苦しめているそうです。

ウィザードロックの誕生

「ハリー・ポッター」の世界をイメージしたユーモアな歌や演奏が特徴的な「ウィザードロック」というジャンルがファンたちによって生み出されました。一番最初はマサチューセッツの「Harry and the Potters(ハリー&ポッターズ)」というバンドが始めたジャンルだそうで、今は世界的に広がり、「The Hagrids(ハグリッツ)」「Lord Voldemort(ロード・ヴォルデモート)」「Draco and the Malfoys(ドラコ&マルフォイズ)」など数多くのバンドが存在します。

自分で翻訳

「ハリー・ポッターと死の秘宝」の書籍がまだ英語版しか出ていなかったころ、フランスの少年が自分で翻訳を行い、ネット上に公開しました。これは2007年に「
ハリー・ポッター最終巻をフランス語訳して公開した16歳の少年が逮捕される」ということでニュースにもなりました。

キャラクターを使った二次創作小説(性的なものを含む)

週刊少年ジャンプ連載作品を中心に、個性的でルックスのいい男性キャラクターが複数登場する作品はいわゆる腐女子のターゲットになる、というのは紛れもない事実ですが、海外にももちろん腐女子はいっぱいいて、「ハリー・ポッター」もその対象の例外ではありません。スラッシュと呼ばれる、性的要素を含む小説が大量に生産されており、そういうのを嫌うファンはうんざりしているようです。なお、スラッシュと呼ばれるのはキャラクターの組み合わせを例えば「ドラコ/ハリー」というような形で表記することに由来します。日本風に直すと「ドラコ×ハリー」となります。

よく見られるカップリングは「ドラコ/ハリー」「ハリー/ドラコ」「ドラコ/ロン」「ハリー/ジョージ(ロンの兄)」「リーマス/キングズリー」「スネイプ/リーマス」「スネイプ/ハーマイオニー」「リーマス/スネイプ/ハーマイオニー」「ドラコ/リーマス」だそうです。

ファンをこれだけ夢中にさせてしまうほど面白いということではありますが、ファン活動もやりすぎは禁物です。

Top 13 Craziest Harry Potter Fan Moments Ever | Ranker - A World of Lists

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in メモ,   映画, Posted by logc_nt

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