NECがiPadなどに対抗する多機能データ端末やスマートフォンを投入へ
NECがiPadなどに対抗する多機能データ端末やスマートフォンを投入する予定であることが明らかになりました。
すでに東芝がWindowsベースおよびGoogleの携帯電話向けOS「Android」をベースにしたタブレット端末を発売する予定であることが明らかになっていますが、はたしてNECはどのような切り口の端末を発売するのでしょうか。
なお、上記画像はNECビッグローブが1月にモニター募集を行った、Googleの携帯電話向けOS「Android」を採用した7インチ液晶搭載のタブレット端末「クラウドデバイス」です。
詳細は以下から。
NEC社長:電池増産に約1000億円、収益倍増-新型端末も今秋投入 - Bloomberg.co.jp
ブルームバーグ社の報道によると、NECの遠藤信博社長はAppleのiPadについて、従来の携帯電話に加えてデータ端末の新たな需要が生まれることを挙げて「歓迎する」とした上で、10月に「多機能データ端末」を投入する計画を明らかにしたそうです。
そして多機能データ端末に対して、さまざまなコンテンツを提供することで2012年度末までに累計100万台を売り上げたいと述べた上で、スマートフォンを発売する予定であることも明かしたとのこと。なお、残念ながらスマートフォンの詳細については触れられていません。
ちなみにこの多機能データ端末ですが、今年1月にNECビッグローブがモニター募集を行ったGoogleの携帯電話向けOS「Android」を採用した「クラウドデバイス」と、何らかの関係はあるのでしょうか。iPadの対抗製品となるASUSの「EeePad」などもAndroidを採用しているとされることを考えると、クラウドデバイスの発展系となる可能性は十分に考えられそうです。
また、4月に行われた決算発表会でパソコン向けデータ通信サービスに積極的に参入していくことを表明したほか、先日AppleのiPadやノートパソコンなどを含めたあらゆる無線LAN対応端末で通信サービスを利用できるようになる「モバイルWi-Fiルータ」を発表するなど、データ通信サービス分野に活路を見出しているNTTドコモが回線を提供するのかどうかといったことについても気になります。
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