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東芝がiPad対抗のタブレットを発売へ、WindowsモデルとAndroidモデルの2機種

(Photo by chailey

アメリカにおけるパソコンの売り上げが2010年第1四半期に50%増加した東芝が、iPadに対抗するべくタブレット型のパソコンを発売することが明らかになったと語っています。発売開始時期は2010年の下半期と言われており、Windows 7を搭載したモデルと、Androidモデルの2種類が発売されるとのこと。


詳細は以下から。Toshiba U.S. PC sales surge, slates coming | Reuters

ロイター通信社の報道によると、東芝のデジタルプロダクツ部門の部長であるジェフ・バーニー氏は「タブレット型PC市場は確実にあると思います。それはネットブックの時のように広がっていくでしょうし、タブレット市場とネットブック市場が食い合うことはないでしょう」と語った上で、自社もタブレットPC市場に参入する意向を明確に示しました。

価格についてはAndroidモデルの方が安価に提供される一方、Windowsモデルは高めになる可能性があるとのこと。ちなみにタブレットPCの主な用途ですが、映像や音楽、電子書籍といった各種コンテンツの利用になると見込まれており、バーニー氏によると、コンテンツを提供する企業との提携についても着手していることが明らかにされています。

なお、発売を予定しているモデルはデュアルモニタ採用のWindowsモデルや、およそ10インチのスクリーンを搭載したモデルなど、さまざまなパターンを想定している模様で、AndroidモデルはAndroidスマートフォン同様に「Android Market」からアプリケーションをダウンロードすることが可能だそうです。

また、調査会社「In-Stat」の予想によると、タブレットPC市場は2014年には5000万台もの規模に成長すると見られていて、DELLやヒューレット・パッカードのようなメーカーも今年タブレット型PCを発売するのではないかと見られています。

東芝が昨年発表したタブレット型モバイル端末「JournE touch」はハイビジョン動画の再生に対応可能なNVIDIAの「Tegraプロセッサ」を採用しており、iPadでは別途コネクションキットの購入が必要なSDカードの利用についても、SDHC対応のSDメモリカードスロットをデフォルトで搭載していましたが、フラッシュメモリの製造を自社で手がけている東芝であるだけに、iPadに対してどのような形でアドバンテージを持たせた機種を投入してくるのかが期待されるところです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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